十勝川温泉第一ホテル　豊洲亭　豆陽亭 とかちがわおんせんだいいちほてる　ほうしゅうてい　とうようてい TokachigawaOnsen Dai_ichi Hotel HOSYU_TEI TOYO_TEI

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食事に、松茸の釜飯。 道内産のおいしいお米と、大きな松茸を炊き込んだ贅沢な一品。
	赤出汁には、豆どころ十勝の大粒な大豆を使った湯葉豆腐、山菜、三つ葉が入る。 山椒が効いていて、松茸ご飯のやさしい味わいとの相性もいい。 香の物は、胡瓜のからし漬け、大根ビール漬け。
お食事「松茸の釜飯 赤出汁 香の物」
デザートは、南瓜のプリン。 根菜類が豊富に収穫される十勝の秋。もちろんこの南瓜も、十勝産だ。 南瓜本来の甘さを生かした手作りスイーツに、ファンも多い。 上に、栗の渋皮煮、イチゴ、ブルーベリー、生クリームがのっており、金箔をちらして華やかさを演出している。
水菓子「南瓜のプリン 栗の渋皮煮」
以上が和風会席膳のメニュー。 地元・十勝の食材を中心としながら、この広い北海道の各所から厳選した素材を集め、趣向を凝らした会席に。 一つ一つこだわった料理が出されるが、老若男女問わず、誰もが美味しいと思えるような、奇をてらわない構成になっている。 通年で出されるのは、十勝黒毛和牛や、十勝川温泉のモール泉を飲んで育ったモール豚。 自然豊かなストレスのない環境で、美味しい水と肥料で育てられた牛や豚は、その旨味を継承している。 「十勝川温泉第一ホテル」の総料理長は、吉田真二さん。 日本の食糧基地としての役割を果たす十勝の実りを、先人たちの精神と生産者たちの思いを伝える料理にすることを心がけているのだという。 同じ敷地内にある高級路線の姉妹館「十勝川温泉 三余庵」とこの宿の料理、両方を監修する忙しい立場だが、 この会席を見れば、全く手を抜かずに、日々努力をしていることがお分かりになるはずだ。 続いて、北海道の厳選素材を使った料理を好きなだけいただける「十勝ビュッフェ」をご紹介しよう。 場所は、オープンキッチンスタイルのレストラン「木もれび」。 バーカウンター、大きな暖炉などが備わった温かみのある空間だ。
レストラン「木もれび」でいただく「十勝ビュッフェ」
席に着くと、「十勝ビュッフェ」用の先付けが出される。 お洒落な長方形のケースに、5品盛り付けられている。 肝心のビュッフェは、想像以上にクオリティが高い。 和食、洋食、中華など、ジャンルにこだわらず、とにかく美味しいものをいい素材でお届けすることを第一に考えているようだ。
「十勝ビュッフェ」の先付け	新鮮なお造り
野菜中心の串揚げ	十勝の野菜をふんだんに使った中華料理
とにかく料理のレパートリーは盛りだくさんで、飽きることなく楽しめる。 十勝牛のステーキ、モール豚のしゃぶしゃぶ、ズワイガニなど、メインの料理も豊富に取り揃えている。 デザートでは、スタッフがその場で混ぜ合わせてくれる、十勝の美味しい牛乳を使用したアイスクリームが人気だ。
ズワイガニ、モール豚なども食べ放題
その場で混ぜ合わせてくれるアイスクリームが人気
ここで、夕食時にいただきたいお酒類をご紹介しよう。
地元のワインなどがあり、十勝ワイン「山幸」は、「辛口、熟成、赤」にこだわり、オリジナルのブドウ種で独自に作られる赤ワイン。 その渋さと深みを味わっていただきたい。
	辛口、熟成にこだわった十勝ワイン「山幸」
朝の食事は豆陽亭はビュッフェスタイル。 オープンテラスのある、コンベンションホール「白鳥」でいただく。
コンベンションホール「白鳥」
夕食の「十勝ビュッフェ」と同じく、十勝を中心に北海道の新鮮な食材にこだわったバイキング。 特に野菜は、ほとんどが生産者の方が直接ホテルに届けてくれるものだという。 海の幸も、十勝港に水揚げされたものが多い。
朝食ビュッフェ（2011年11月中旬取材）
朝食ビュッフェは、和食中心のメニューながら、十勝の小麦を使ったパンや、 本場のとうもろこしを使ったコーンスープ、自家製ワッフル、手作りのケーキなど用意されているので、洋食派の人も満足できる。 十勝の上質な卵を使ったオムレツや、目玉焼きは、スタッフがその場で作ってくれる。 珍しいところでは、ベトナムのフォーが用意されていたところ。 自分で自由にトッピングができるのが嬉しい。
自家製のパンやワッフルが洋食党に好評
本場のコーンスープ、トッピング自由のフォー
夕食朝食ともに、満足度は非常に高い。 素材の良さは、やはり北海道という土地柄だろう。 原生林を鍬一つで耕し、田畑を作り、作物を育て、独自の食文化を形成している。 そんな先人たちの精神を忘れず、一つ一つ丁寧に、生産者の思いを伝える料理を提供しているのがこの宿なのだ。

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