自在館 - コラム~総括(2)-

やがて、バブル経済もはじけ、団体旅行から個人旅行にシフトしていく中、「自在館」はあえて時代に迎合せず、宿の原点である「湯治宿」としての顔を前面に出すようにした。
その最たるものが霊泉「したの湯」。
栃尾又温泉を襲った水害によって流された川辺の湯舟を、2004年5月にリニューアルしたのだ。
ちなみに、霊泉とは少しイメージが違う、もうひとつの大浴場「うえの湯」は、自民党・竹下登首相の時代、地方交付税として一律1億円を支給した「ふるさと創生事業」で建てられたクアハウス・栃尾又温泉センターが元々の姿。
その大浴場だけを「うえの湯」として使っているのだ。

栃尾又温泉 自在館 - コラム~総括の画像
囲炉裏のあるロビー

「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」のラジウム泉は、毎分100リットル前後が湧出しているわけだが、35℃という事もあり、いわゆる「人肌の湯」と呼ばれるぐらいぬるい。
これを1~3時間かけて入るのが「長湯」。
カラダの不調や病気を真剣に治そうとしている人たちは、目をつむり一心不乱に湯に浸かる。
「瞑想の湯」とはそこから来ている。
最近では、話好きな方の口をふさぐ意味で、瞑想タイムを設け、私語を慎むように呼びかけている。
ちなみにその瞑想の時間は、15:00~18:00。

栃尾又温泉 自在館 - コラム~総括の画像
霊泉「したの湯」

霊泉「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」には、源泉そのままのぬるい温泉の隣りに、循環して40℃程度に加温している温泉の小さな湯船(上がり湯)がある。
それを交互に入る「合わせ湯」も、宿が推奨している入浴方法。
若干泉質が違う「うさぎの湯」「たぬきの湯」、そして貸切露天の「うけづの湯」も、加熱した高温ラジウム泉。
霊泉「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」と、それらの高温ラジウム泉を組み合わせるのも「合わせ湯」。

栃尾又温泉 自在館 - コラム~総括の画像
霊泉「したの湯」(小さい湯舟が高温ラジウム泉)

若い人や、長湯に慣れていない人は、ぬるいお湯に1時間入っているのは苦痛と感じるかもしれない。
でも、考えていただきたい。
ここは1200年以上の歴史があるお湯。
せっかくこの宿を選んだのであれば、ぜひ体感すべきなのだ。
伝承の温泉の効き目を侮ってはいけない。
人は、浴用で皮膚(毛穴)から、飲泉で消化器から、そして吸入で肺から、ラドンを摂取することができる。
それにより、体中の細胞を刺激し、新陳代謝を促し、免疫力、自然治癒力を高める。
細胞を刺激するという事は、他の泉質(温泉)と比べても、効能という点からは、大きなアドバンテージを持っているのだ。

栃尾又温泉 自在館 - コラム~総括の画像 つまり、療養泉として代表的な塩化物泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉など、主に皮膚に対しての効果が高いものと比べ、内臓もしくはカラダ全体に影響する泉質という点では、ラジウム温泉はまさに「万病の湯」と言えるものなのだ。
霊泉「したの湯」(飲泉カップ)

それともうひとつ、ここであえて天下の名湯と呼ばれる草津の湯を例にあげよう。
草津の湯は、含有成分を見れば、非常に“濃い”温泉。
さすが、科学的に成分を分析しても、評判の温泉だ。
しかし、草津の湯は、42~43℃で設定している大浴場が多いと聞く。
そんな高温では、数分しか入れない。

人によっては1分も熱くて入っていられない。

しかし、ここ栃尾又の霊泉「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」は35℃。
いくらでも入っていられる泉温なのだ。
ということは、それだけ、カラダに有効成分を取り入れることができるというもの。
そんな事から、この霊泉は、理想的な湯温と言えるかもしれない。

栃尾又温泉 自在館 - コラム~総括の画像
栃尾又温泉の絵図

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自在館 宿泊レポート


コラム
コラム

「栃尾又温泉」は、湯之谷温泉郷最古のいで湯と言われ、開湯は8世紀前半(1250年以上前)と伝えられている。いくつかの開湯伝説が残っており、そのうちの一つが、奈良時代の高僧・行基(668~749年)の開湯伝説......

貸切&客室露天 レポート
貸切&客室露天 レポート

「自在館」は、ラジウム泉、秘湯の宿・・・などのイメージで、年配のお客が多いイメージがある。しかし、渓流沿いに設えた貸切露天風呂「うけづの湯」の存在が、若い客層に強烈にアピールしている.....

施設&温泉  レポート
施設&温泉 レポート

新潟県栃尾又温泉は、高速道路でいえば、関越自動車道の小出IC下車、約20分。上越新幹線ならば、浦佐駅下車、タクシーで40分。在来線の上越線乗換で小出駅からバス35分(タクシー25分)。上越新幹線の浦佐駅であれば、予約制で無料送迎も行っている.....

客室 レポート
客室 レポート

「自在館」の客室数は全部で26室。うち、本館が22室。木造3階建ての「大正棟(旧館)」が4室。メインとなる本館の客室は、5タイプ。おひとり様歓迎の自在館では、「トイレなし和室(6畳)」タイプは「おひとり様専用」となっている。1室を除いて、湯の沢川か薬師堂に面しているので、窓の外に自然を間近に感じられ、新緑・紅葉・雪景色.....

料理 レポート
料理 レポート

万病の湯とも云われる「ラジウム温泉」の宿とあって、古より湯治宿として人々の健康を支えてきた「自在館」の食事は「心と体に優しいごはん」がテーマ.....

おまけ レポート
おまけ

宿の隣りには、江戸時代中期に建立されたという「栃尾又薬師堂」がある。昔から、湯治客は、医者の神様でもある薬師様に、悪いところが治るように祈願しているという.....

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この宿のキーワード
国内屈指の放射能泉は免疫力アップに貢献
渓谷美を愛でる源泉かけ流しの貸切露天
瞑想してぬる湯で体感する霊泉したの湯
昔話に出てきそうな鄙びた山のいで湯
じっくり焼き上げた岩魚の炭火焼が絶品
こんな人はOK
歴史ある佇まいにノスタルジーを感じる方
体の不調を治すため極上の放射能泉を体感したい方
こんな人はNG
VIP待遇を求め、お客様は神様・・・を主張する方
ぬる湯の温泉に長湯する・・・のが苦手な人

自在館 基本情報

宿泊情報

IN 15:00 ※お風呂や食堂(12:30~13:30頃)の利用は、13:00チェックイン可
OUT 11:00
カード使用 可(VISA、Mastercard)
部屋の眺望 山、渓谷、渓流
部屋食 なし
夕食の内容 郷土料理をベースにした湯治食
朝食の内容 和定食

宿泊料金 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分 (税別)

公式HPネット予約特典 【ベストレート(最低価格)保証】
公式HPからの予約が一番お得な料金になっております。

【特典】
・自在館ポイントを貯めて1万円割引き
・2泊目以降お一人様1000円プランより割引き
・「次回お楽しみクーポン」くじ引きあり
お得なプラン 基本の湯治プラン、連泊割引プラン、お食事控えめプラン、イス坐禅×現代湯治プラン、プチファスティングプランなど、詳細は公式をチェック★
本館トイレ付 和室2間ベッドタイプ(特別室「せいらん」) ¥21,450~
踏込+和室(12.5畳)+副室(4畳)+ベッドR(10畳)+洗面+トイレ(定員2~4名)
本館トイレ付 和室2間 ¥20,350~
踏込+和室(4畳)+和室(8畳)+広縁+洗面(定員2~3名)
本館トイレ付 和室ベッドタイプ ¥18,370~
踏込+和室(8畳)+洗面+洗浄機付きトイレ(定員1~2名)
本館トイレ付 和室 ¥18,370~
踏込+和室(8畳)+洗面+トイレ(定員1~2名)
本館トイレなし《おひとり様専用》 ¥16,830~
踏込+和室(6畳)+洗面※無しの部屋もあり(定員1名)
大正棟 和室 ¥24,200~
和室二間(6畳+6畳)(定員2名)

施設情報

創業/改築 創業:1600年頃(慶長年間)/改築:令和4年(2022年)
部屋数 全26室(本館22室/旧館4室)
※2024年大成棟がリニューアルされた!
収容人数 65名
貸切風呂 うけづの湯(貸切露天風呂)・・・24時間利用可(45分単位)
うさぎの湯/たぬきの湯(貸切風呂)・・・24時間利用可(45分単位)
予約方法 :予約なし(先着順)
眺望 :川・山・渓谷 ※清掃時間あり。※混雑時は一部の時間帯を男女別浴場にする場合あり。
大浴場・他 ●男女別大浴場「うえの湯」・・・近代的な温泉施設。
 利用時間は5:00~23:00※1日ごとに男女別の入れ替えあり
●男女別大浴場「したの湯」・・・渓流沿いの昔ながらの湯舟。
 利用時間は5:00~23:00※1日ごとに男女別の入れ替えあり
●男女別大浴場「おくの湯」・・・渓流沿いの新しい施設。石造りの湯舟。
駐車場 20台
ペット 不可(盲導犬、補助犬は可) 
バリアフリー 非対応
エステ・マッサージ エステなしマッサージあり:4,000円/40分(施術受付時間:20:00~22:00 ※前日までに電話にて要予約。)
インターネット 無線LAN(Wi-Fi):ADSL ※地下及び本館奥の木造タイプを除き全館対応
DVD なし
TVチャンネル 地デジ、BS
施設 食堂・ラウンジ・ライブラリー・コインランドリー・売店・薬師堂・囲炉裏小屋
冷蔵庫のシステム 空の冷蔵庫の場合・・・持ち込みOK
ドリンクの入った冷蔵庫の場合・・・利用した分だけ申告
冷蔵庫のドリンク:あり
自動販売機 ジュースあり
売店 アイスあり
浴衣 ◎ バスタオル ◎
タオル ◎ 石鹸 ◎
ボディソープ ◎ シャンプー ◎
コンディショナー ◎ リンスinシャンプー ◎
シャワーキャップ ◎ 歯ブラシ ◎
ドライヤー ◎ ブラシ △
くし △ カミソリ △
綿棒 ◎ 洗浄機付きトイレ ◎

その他サービス・レンタル情報

車いす なし
お子様 子供用浴衣、子ども用食器、離乳食、子供用スリッパ
外国語 -

おまけ情報

オススメお土産 ・栃尾又温泉ラジウム納豆
・魚沼コシヒカリ
近くのコンビニ 車で25分
携帯アンテナ ◎docomo ◎au ×softbank

貸切利用

料金 -
利用時間 -
※食事付きプラン(要予約)
料金 -
食事の内容 -
設定日 -
受付時間 -
その他 -

男女別利用

料金 ¥1,100/1名
利用時間 11:00~13:00 ※受付12:00まで
※7日前~前日までに要予約(混雑する日は日帰り受付無しの場合あり)
その他 定休日:土曜休前日・その他宿指定の特定日(正月、GW、お盆、SW、三連休など)
※受付人数制限有 ※清掃時間あり
※立ち寄り湯の場合は、休憩所利用、昼食提供なし。

自在館 温泉情報

泉質 ①単純放射能泉(低張性 アルカリ性 温泉)・・・「うえの湯」「したの湯」「おくの湯」 Rn(ラドン)含有量 185×10-10Ci/㎏(50.9マッヘ) ②単純放射能泉(低張性 弱アルカリ性 低温泉)・・・「うさぎの湯」「たぬきの湯」「うけづの湯」 Rn(ラドン)含有量 155×10-10Ci/㎏(35.9マッヘ)
源泉の温度 ①35.4℃
②28.5℃
湧出量 ①101リットル/分
②77リットル/分
水素イオン ①8.6pH
②7.9pH
溶存物質総量(ガスを除く) ①264mg/kg
②226.6mg/kg
源泉の湧出状況 ※源泉の本数:2本
①3旅館で管理している源泉「栃尾又1号」
②自家源泉で自然湧出「栃尾又自在館1号」
加水/循環ろ過 加水なしの源泉100%かけ流し
※ただし、「うえの湯」「したの湯」「おくの湯」の上がり湯(高温の湯)は循環加温
加温 あり(塩ビ管に温めた不凍液を流しこみ、湯船の底に這わせてじんわり温めている。)
消毒 「うえの湯」「したの湯」「おくの湯」の上がり湯(高温の湯)のみ塩素消毒
浴槽の湯の入替 「うえの湯」「したの湯」・・・2日に1回
「たぬきの湯」「うさぎの湯」・・・2日に1回
貸切露天風呂「うけづの湯」・・・毎日
入浴剤 不使用
泉質別適応症(平成26年7月1日改定) 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
浴用の一般的適応症(平成26年7月1日改定) 筋肉若しくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり
( 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、 神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期 )、
運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、 末梢循環障害、胃腸機能の低下
( 胃がもたれる、腸にガスがたまるなど )、 軽症高血圧、 耐糖能異常 ( 糖尿病 )、
軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、
ストレスによる諸症状 ( 睡眠障害、 うつ状態など )、病後回復期、疲労回復、健康増進
湯の色 無色透明
飲用 可
飲用の適応症 ―
におい/味 無味無臭
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自在館 交通アクセス&周辺情報

交通アクセス

電車 JR上越線小出駅より栃尾又温泉行きバス30分(終点下車)
送迎 要予約上越新幹線・浦佐駅より送迎あり(前日までに要予約)
浦佐駅お迎え時間:13:45頃、お送り時間:12:30頃出発
クルマ 関越自動車道小出ICから国道352号線で約20分

周辺情報

周辺観光スポット 尾瀬、駒ヶ岳、奥只見湖、銀山平、永林寺、重要文化財「目黒邸」
レクリエーション(観光農園、公園など) トミオカホワイト美術館(4~11月開館)、池田記念美術館、越後ゆきくら館、越後ワイナリー、ゆのたに手作り村 心亭
スポーツ -
スタッフより 自在館:社長 星雅彦さんからのコメント

ぬるめのラジウム温泉に、ゆっくりと長湯してください。疲れたカラダが活性化していくのが分かるはずです。
取材日 2011/12/05
一部情報更新日 2025/11/05

※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。

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この宿の記事制作者

温泉コム株式会社 代表取締役

30年以上前から、全国の温泉宿をまわり続け、「貸切風呂」の必要性を宿主に説いていた。 今でも、一年の半分を温泉宿で過ごす旅人でもある。 コラムニスト、カメラマン、ドローンパイロットの他に、ホームページのデザイン、コンサルタント業務もこなす。

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