|
宿に入ると、桜吹雪が出迎えしてくれた(玄関を通ると桜が舞う仕掛けがあったの
だ)。そして館内はこの宿のテーマである桜の木がたくさんディスプレイされてい
る。この宿は客を喜ばすアイディアや仕掛けがたくさん用意されているのだ。
客室数が全部で49室あるが、大人数の団体客も2人だけの個人客もどちらも満足させ
る守備範囲の広い宿とも感じた。それもそのはず、新たに個人客向けに誕生させた露
天風呂付き客室が評判を呼んでいる。大聖寺川を望むリバーサイドビューの専用露天
風呂はどれも豪華。しかも足湯も付く。客室も今風の和モダンを取り入れた
スタイリッシュな雰囲気を醸し出している。朝が苦手な人には朗報。この宿には「朝
ねぼうプラン」なるものも存在している。場所は部屋から食事処となるが、朝10時から朝食をとれるらしい。このプランに限りチェックアウトが12時まで延長になるのも魅力だ。若い人に人気のプランだ。食事もシーズンにはズワイガニ料理が並ぶラインナップも人気となっている。そして、個室の岩盤浴ルームもオープンして、こちらも大評判を呼んでいる。ベッドスタイルなので、お年寄りにも優しい設計だ。また、女性グループやファミリー客にも楽しい仕掛けが用意してある。カラオケや居酒屋などの施設も用意され、ロビー周りではスタッフが連日楽しいイベントを企画して客を楽しませている。その旅館を束ねる名物女将は、文才にも秀でており、小説、エッセイなど数冊執筆している。売店に置いてあるので是非ご興味のある方はご一読を。付け加えるとお風呂で流れていた山中節の歌声も女将らしい。まさに「満開の宿 お花見久兵衛」は、美人女将・吉本加代子さんのプロデュースする“楽しい”お宿だった。(J)
|