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貸切露天露天風呂付き部屋離れ貸切日帰り24時間利用食事食事エステ高速インターネットDVDサウナバリアフリーペット100%かけ流しかけ流し+加水かけ流し+循環囲炉裏混浴岩盤浴
江戸情緒漂う近代和風建築/バリアフリー対応の寛ぎの湯宿
おんやど恵
おんやどめぐみ
Onyado Megumi
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おんやど恵

おんやど恵
<上記の画像をクリックすると公式HPにリンク>

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おんやど恵
住所:〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上361
TEL : 0465-63-3001 ※MAPで宿を確認
宿の公式ホームページへ
http://www.onyadomegumi.co.jp/
※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。

創業:昭和19年  改築:平成7年  改装:平成20年
部屋数:37室
お得情報をチェック
貸切露天風呂 ×1
貸切の内風呂 ×1
部屋付きの露天風呂 ×2
部屋付きの豪華内風呂 ×0
オススメの客層 〜20代 30〜40代 50代〜 ファミリー 女性客 お忍び系
別邸 月の匠 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★
和室特別室 ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
標準和室 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ
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      この宿の総括(エピローグ)を見る

 この宿のキーワード ■洗面所トイレなど段差のない造りの客室
■階段には昇降機などのバリアフリー対応設備 ■客室露天風呂、貸切風呂は源泉かけ流し
■ゆったりお部屋でいただく会席料理 ■別邸やロビーは無線LAN対応

貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
ウッドチェアを備えた貸切露天風呂は開放感抜群
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
広々とした空間の中にある客室露天風呂
2008年10月に誕生した「別邸 月の匠」内に、貸切風呂が2つ備わる。
男女別大浴場が循環しているのに対し、この貸切風呂は、源泉かけ流し(放流式)となっている。
泉質は、「ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉」(含石膏−弱食塩泉)。
無色透明、無臭のお湯ながら、カルシウムによるリラックス効果のほか、皮膚病、切り傷にいいとされ、さらには「温まりの湯」としての特徴を持つ。
また、弱アルカリ性ということもあり、肌をツルツルスベスベにしてくれる。
まさに上質、極上の温泉なのだ。
湯温が若干高め(65.5℃)なので、加水はしているが、循環湯よりは、はるかに温泉の良さを感じられるはずだ。

そして特筆すべきは、バリアフリーを常に考えている点。
シャワーブース、ウッドデッキのいずれも段差はなく、浴槽も含めて多数の手すりを設置している。

その貸切風呂のひとつが貸切露天風呂の「吟雅(ぎんが)」。
左右の白塗りの壁に囲まれた湯舟は、石で組み合わされたもので野趣溢れる印象。
湯舟自体も広々としていて、心地よく湯浴みができる余裕の造りだ。
屋根が半分かかっているので、少々天候が悪くても利用可能。
湯舟からの眺望は、宿の裏手の傾斜地となっているため、広がりは無いが、充分に開放的な気分には浸れるであろう。
傍らにウッドチェアが備わっており、湯上り後の火照った体を冷ますのが実に気持ちがいい。
洗い場は室内にあるので、冬季の利用に嬉しい。シャワーは好みの高さで固定できるようになっている。
洗面台を見ると、ドライヤー、クシ、乳液、化粧水、リキッド、コットン、綿棒など、アメニティ類が充実していた。

一方、貸切風呂「粋瀞(すいせい)」は、内湯ながら一面が大きな窓ガラスになっており、開放感溢れる。露天風呂の趣を感じさせるうまい造りになっている。
十和田石の湯舟には手すりが備わる。この十和田石は、水に濡れると少し染みこんで、滑りにくくなる特徴を持つ。
洗い場にはシャワー用チェアもご用意。
坪庭のテラス部分にはウッドチェアが配され、温泉で火照ったカラダを冷ますのにちょうどいい。
ガラス戸を閉めれば、外気を遮断することができる。気温の低い冬季や、夜間の利用にいいだろう。
この「粋瀞(すいせい)」も、「吟雅」の隣にあり、眺望も宿の裏手の傾斜地となっている。
こちらも、バリアフリー対応のお風呂となっている。

宿の公式ホームページへ「吟雅」「粋瀞」ともに40分3,000円で利用が可能。
ただし、公式HPからのネット予約なら、特典が付き、2,000円で利用ができるようになった。
利用時間は14:00〜21:40。
日帰りでの利用も可能なので、湯河原周辺を観光の際はぜひ利用いただきたい。


客室露天風呂は、「別邸 月の匠」に2室あり、それぞれ意匠が異なる。
こちらも貸切風呂と同様に、源泉かけ流し方式(加水あり)となり、温泉本来の特徴を体感できることになる。
そして、手すりや段差をなくしている点など、バリアフリー対応にも怠りない。

まず、201号室「橘」の客室露天風呂は、白塗りの壁に囲まれた広々とした空間に備わった石造りの浴槽。
段差が少なく、浴場全体のゆとりがある豪華な仕様となっている。
やはり浴槽部分の上に屋根が半分かかっているので、少々悪天候でも利用可能。
傍らのウッドチェアは、湯上り後の休憩にいい。
夜は、満天の星空を眺めながらの湯浴みも楽しめる。
洗い場は室内で、シャワーは好みの高さで固定できるようになっている。

202号室「山吹」の客室露天風呂も同様に、白い壁に囲まれた中に湯舟がある。
十和田石の浴槽は上品で、優雅な気分にさせてくれる。
これら2つの客室露天風呂は、四方が壁に囲まれているため眺望はないが、その代わり空につながるように上部がオープンになっており、閉鎖的な印象はそうない。
湯に浸かりながら、自然の風を感じることができるのだ。
その他の造りは、「橘」と共通しており、洗い場は室内に装備している。

これら、貸切風呂と客室露天風呂は、前述のように源泉かけ流しスタイル。
「別邸 月の匠」の露天風呂付き客室にお泊りなら必要ないかもしれないが、温泉にこだわりのある方で、その他の客室にお泊りなら、貸切露天風呂「吟雅」、貸切風呂「粋瀞」を利用する意味がある。
万葉集の時代から人々に愛されてきた湯河原の名湯を、プライベートな湯浴みで、じっくりと味わっていただきたい。
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 画像その@
この宿の公式HP

宿泊情報 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分(サービス料込税込)※別途入湯税150円(大人のみ)
■公式HPネット予約特典

貸切風呂が通常3,000円のところ2,000円に(利用時間40分)
■本館・標準和室
・15帖タイプ(定員2〜6名)
・和室二間タイプ(定員2〜5名)
¥21,000〜 休前日アップ料金 ¥5,250
15帖タイプは全5室
※間取りは、15帖+広縁+B+T
二間タイプは全16室
※間取りは、10帖+4.5帖+広縁+B+T
■本館・和室特別室
(定員2〜8名)
¥26,250〜 休前日アップ料金 ¥5,250
全3室(301「嵯峨緑」、401「鴇」、501「瑠璃」)
※間取りは、12帖+8帖+ヒノキ内風呂+T
■「別邸 月の匠」・露天風呂付き和室
(定員2〜4名)
¥31,500〜 休前日アップ料金 ¥5,250
202「山吹」のみ
※間取りは、10帖+ダイニング+客室露天風呂+シャワールーム+T(約60u)
■「別邸 月の匠」・露天風呂付き和洋室
(定員2〜6名)
¥36,750〜 休前日アップ料金 ¥5,250
201「橘」のみ
※間取りは、10帖+洋室(ツインベッドルーム)+ダイニング+客室露天風呂+シャワールーム+T(約80u)
■IN→ 14:00 ■OUT→ 11:00 ■カード使用
■部屋の眺望 ■部屋食 夕朝 
■夕食の内容 和会席
■朝食の内容 和食膳
お得なプラン 素泊まりプラン、1泊朝食付きプラン、おひとり様プラン、貸切風呂付プラン、露天風呂付プラン、記念日プランなど、お得なプランは公式をチェック★

施設&大浴場の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ
足湯に浸かりながらライトアップされた庭園を望む 露天風呂とサウナを併設した大浴場
東京駅からわずか100km。
都心から新幹線を小田原下車で使えば1時間少々、普通列車でも1時間40分前後という湯河原は、アクセスの良さもあって全国屈指の人気温泉地となっている。
一年を通じて温暖な気候、四季の魅力に溢れ、春の新緑、初夏のホタル鑑賞、夏は海水浴も楽しめ、秋の紅葉とみかん狩り、冬はロマンチックなイルミネーション(冬ほたる)、そして冬から春にかけて咲き誇る梅林・・・・・。
自然の恵みだけでなく、それらを管理するこの地で暮らす人々の努力が見られ、身近な観光地としても非常に魅力的な土地柄でもある。

開湯については、弘法大師発見説、薬師如来と行基の伝説、役行者(えんのぎょうじゃ・飛鳥時代から奈良時代の呪術者)が修行中に発見した説など、諸説伝わっている。
中でも有名なのが、足を怪我した狸が山中で湯河原の湯を発見し、「この大地の恵みを独占するわけにはいかない」と、わざわざ人間に化けて、村人に伝えたという説。
それ以降、湯河原の人々は狸に感謝の意を込め、万葉公園に狸福神社を祀った。
温泉街のマスコットキャラクターに狸のカップルが採用されるなど、この町のシンボル的な動物となった。
実際に、手付かずの自然が残る湯河原の山には、今も野生の狸が数多く生息しているとのこと。

万葉集でも歌われた湯河原には、現在100軒ほどの旅館が点在している。
近代化され今風のトレンドを追いかけている宿や、逆に湯治場の雰囲気を残す昔ながらの宿から、高級旅館が点在する奥湯河原温泉まで、宿としてのバリエーションは幅広い。

その中で「おんやど惠(以下、おんやど恵)」は、千歳川沿いの道に向かい合うようにして宿が並ぶ、温泉街の中心に建つ。
1944年(昭和19年)創業の老舗宿だが、5階建ての白亜の建物は近代的な鉄筋造り(1996年リニューアル)。
しかしその外観は、江戸の商家をイメージしているとのことで、どこか和の雰囲気が漂う。
特筆すべきは、駐車場から玄関、ロビーに至るまで段差のない造りになっている事。
全ての宿泊客が快適に過ごせるようバリアフリーに配慮し、「神奈川県福祉の街づくり条例」の指定施設の宿なのだ。
平成6年に施行された「ハートビル法」では、神奈川県で適合第一号にもなっている(現在「ハートビル法」は「バリアフリー新法」の施行に伴い廃止)。

宿の公式ホームページへ館内に足を踏み入れると、木の温もりを感じるモダンなロビーとフロントがある。
その横には、天井が高く開放的な雰囲気のラウンジ「大江戸」。
ここでは、程よく手入れされた庭園を眺めながら、ソフトドリンクやビールなどがいただける。
宿の1階はフリースポット環境となっており、無線LANに対応したノートパソコンを持参すれば、インターネット接続が可能だ(フロントにてお申込み、暗号化キーが必要)。
この趣きのある庭園には、稲荷神社が鎮座している。大きな池では、錦鯉が元気に泳ぐ姿を見ることができた。
夜はライトアップされて、その表情を変化させる。
庭園を望む足湯も設けられており、旅の疲れを癒すことができる。
木々が放つ生命の呼吸を感じながら、じっくりとこの空間を堪能したい。

大浴場は、1階に女湯「恵比寿の湯」、地下1階に男湯「毘沙門の湯」が備わり、時間による入れ替えはなし。
女湯の内湯は、赤御影石を使った広々とした浴槽で、手すりが備わっている。
腰かけやすい高さ30センチの椅子が洗い場に用意されてあった。サウナを併設している。
露天風呂は、東屋風の造りで少々の悪天候でも利用が可能。
床には磁器質タイルを使用。滑りにくく、劣化がしにくいとの事。
女湯の脱衣所には、オムツの交換台があった。
男湯の内風呂は、枠にヒノキをあしらった風呂で、床には十和田石を使用している。
利用時間は14:00〜翌朝10:00で、夜間に利用できるのも嬉しい。ただし安全面を考慮して0:00〜6:00は露天風呂の利用は不可となる。
温泉は源泉かけ流しと循環ろ過を併用している。

「おんやど恵」は源泉(53号源泉・梅の湯/持分3分の2)を所有している。
しかし、その源泉は宿からおよそ1q離れている場所にあるため、直接使用していない。
湯河原の宿は、自家源泉のある場所に宿を置かない事が多く、源泉ごとに旅館にパイプを配管してしまうと、町中がパイプ管だらけになってしまうからだ。
湯河原町では、それらをいったん各タンクに集め、共同のパイプを設置し、近くの宿に温泉供給するといった、いわゆる「集中管理」の方法を取っている(一部を除く)。
そこで、「おんやど恵」は、自家源泉(53号源泉・梅の湯)の分を、町が「集中管理」している近くの源泉タンクから、配湯される方法で温泉を使用している。
さらに足りない分は温泉供給会社から源泉を追加購入しており、合計で1日72トン、毎分で50.4リットルの温泉を全館で使用しているのだ。

宿の公式ホームページへこの宿の大浴場、露天風呂や、足湯では、新鮮な温泉を「足し湯」しながら、循環ろ過を行っている。
ただし、溢れ出るように見せかけて排水すべき湯を戻し入れる「再利用目的の循環装置」ではなく、浴槽内に対流を発生させ攪拌しながら、幾層にも重ねた砂で沈殿物を取り除いて、衛生的に保つ「循環ろ過装置」とのこと。
この"ろ過砂"の逆洗(ろ過装置の一部を逆流させて汚れを排出)に関しても、1日2回行うことで、よりよい衛生状態を保っている。

「別邸 月の匠」にある2ヶ所の貸切風呂と露天風呂付き客室2室は、利用人数が限られていることもあり、循環ろ過をしない“かけ流し(放流式)”となっている。
高温の源泉を適温にするため加水はしているが、より新鮮な湯を堪能したい方は、こちらを利用するといいだろう。

泉質は、「ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉」。
旧泉質名は、「含石膏−弱食塩泉」だ。
pH(ペーハー)8.4の弱アルカリ性で、無色透明無臭の湯。
刺激は少なく、肌にやさしく馴染んでいく感触。
ナトリウムイオンと塩素イオンの組み合わせは、通称「熱の湯」と呼ばれる「食塩泉」の性質。
湯浴み後も、肌に残る塩分が発汗するのを抑え、体が湯冷めしにくい。
カルシウムイオンと硫酸塩泉の組み合わせは、通称「傷の湯」「脳卒中の湯」と呼ばれる「石膏泉」の性質。
特に、陽イオンを構成しているカルシウムイオンは、精神的にリラックスさせ血圧を下げる作用がある。
また、肌にいいことから「美肌の湯」と呼ばれることもあるなど、薬効優れた泉質であることは確かだ。

このように様々な性質を併せ持ち、バランスのいい柔らかな泉質になっている。
クセのない温泉なので、ご高齢の方から小さな子どもまで問題なく湯浴みができそうだ。

娯楽の施設としては、1階にカラオケスナックが備わっている。
グループや友人同士で盛り上がりたい方に好評。日常から離れて、たまには夫婦でカラオケを楽しむのもいいだろう。
お1人様3,000円で、飲み物とつまみが付く。利用時間は夕食後の20:00〜24:00。

湯河原には海水浴場もあり、夏休み期間の間は、ファミリー客も数多く訪れる。
この宿は、提携する海の家が送迎も行っている。
宿泊翌日に海水浴で遊んだ際、宿に戻ってから大浴場を無料で利用できるのも嬉しい。
館内では夏季のみキッズルームを開放しており、小さなお子様連れのファミリーに好評を得ている。
施設&大浴場の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

客室の画像はコチラ 客室の画像はコチラ
バリアフリーに特化した「別邸 月の匠」 標準和室も15帖のゆとりある空間
客室は大きく分けて5タイプで、宿泊料金によるグレードでは4種類。
共通しているのは、全室バリアフリーを心がけている点。
そして、清潔感溢れる和の空間が広がっていることだ。

2008年10月に、待望の完全バリアフリー対応の露天風呂付き客室棟「別邸 月の匠」が誕生。
客室は2室備わる(他に貸切風呂2つ)。
そのうち、和洋室の「橘」は、この宿で最もグレードが高く、和室の「山吹」はそれに続く。

露天風呂付き和洋室「橘」は、およそ80uの空間を独占でき、和室、寝室(ツインベッドルーム)、客室露天風呂が備わる。
布団の上げ下げは、ダイニングでの食事中に行われるので、プライベートな時間を満喫できるだろう。ベッドは流行のローベッドではなく、車いすご利用の方を考慮した高さがある。
ダイニングルームには、座り心地の良い洗練されたデザインのイスとテーブルが配され、夕食・朝食がいただける。こちらにも液晶テレビが備わっている。
客室露天風呂は、非常に開放的な空間にあり、シャワールームは室内に設けられている。
定員6名まで。

「別邸 月の匠」の和室タイプ「山吹」も、およそ60uの広々とした空間。
和室は非常に清潔感があり、寛ぎに溢れている。
ダイニングルームは「橘」と共通で、液晶テレビがこちらにも装備している。
客室露天風呂はゆとりのある空間に配された石風呂。室内にシャワールームもある。
定員4名まで。

以上が、「別邸 月の匠」2室。
バリアフリーと露天風呂付き客室を組み合わせたのがコンセプト。
部屋の入り口に8.5センチほどの段差はあるが、シャワーブース、ウッドデッキ、洗面所のいずれも段差はなく、浴槽も含めて数多くの手すりが装備されている。
また、聴覚障害の方を考慮し、フラッシュランプ付のドアチャイムも設置している。
ポイントが高いのは部屋で無線LANが接続可能な点。最近ではノートパソコンを持参する方も多いとのことだ。

宿の公式ホームページへ続いてのグレードは、本館の和室特別室のタイプ。
301号室「嵯峨緑(さがみどり)」、401号室「鴇(とき)」、501号室「瑠璃」の全3室となっている。
12帖と8帖の和室二間で、上品な和の香りが漂い、物書き机もある。
温泉ではないが、ヒノキの内風呂を備える。
定員8名までなので、グループや三世代の旅行にもいい。

和室・標準タイプは、共通のグレードで2タイプに分かれる。
15帖和室のタイプは、全5室。
ゆとりのある和室に、広縁も併設している。
部屋の入り口に15センチほどの段差はあるが、洗面台やトイレには段差がない造りとなっている。
バス付き。定員6名まで。

そして、標準和室の10帖+4.5帖タイプは、全16室。
和室二間に小さな広縁も併設。
部屋の入り口に12センチほどの段差はあるが、やはり洗面台やトイレには段差がない造りだ。
バス付き。定員5名まで。

以上が客室の構成となっている。
宿は温泉街の中心地に位置しており、眺望を楽しめるような立地にはない。
それでもクチコミなどで客室の評価が非常に高いのは、居心地の良さと清潔感漂う設えに、みなが感動を覚えるからなのだろう。
公式HPを見ると、間取りやアメニティなど細かく紹介されているので、参考にするといいだろう。

全室バリアフリーに配慮しているところは、この宿の個性でありセールスポイント。
誰もが気持ちよく過ごせるという点で、客室は非常に好評となっている。
客室内で車いすを利用したい場合は、専用のタイヤカバーをレンタルできる。
和室に簡易ベッドも用意できるので、予約時にご相談を。
客室の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

料理の画像はコチラ 料理の画像はコチラ
季節を感じさせる色彩鮮やかな前菜 常連客から支持される定番料理・アワビの柔らか煮
夕食は、地元の海の幸と山の幸をふんだんに使った、和会席。
特に、隣町の真鶴は活気ある港町。新鮮な魚介類が豊富なエリアなのだ。

食事は基本的に部屋食となる。
これもバリアフリーを標榜している宿らしいが、移動の煩わしさはなく、自分たちのペースで食事が楽しめるのが、何よりいい。
体の不自由な方に配慮し、高座いすの用意もあるとのこと。
また、歯の不自由な方には、予約の際に申し出があれば、食べやすい「きざみ食」にも対応している。
テーブル席が希望の場合は、個室ではないが食事処でいただくことも可能となっている。

今回の取材(2010年7月中旬)では、一般客室にお泊りの際のスタンダードなメニューをいただいた。
食前酒は、ゆず酒。風味豊かでさっぱりとしたゆず酒は、夏にぴったりだ。
前菜は、枇杷玉子白線揚、才巻海老、さざえ、サーモンチーズ博多、のし鶏黄味焼、穴子寿司、隠元塩蒸し。
枇杷玉子白線揚は、鶏のお腹から取り出した卵黄(=きんかん)を薄衣で揚げたもの。
秋の紅葉を先取りしたかのような、色鮮やかな品が並んだ。

小鉢は、とうもろこし寄せ。
のど越しのいい爽やかな味わいで、夏にぴったりの一品。
付け合せは、丸十(さつま芋)レモン煮、人参、キュウリ、枝豆、姫あられ。
これから旬を迎える素材を、いち早く取り入れるのが、この宿では“粋”と考えているとの事。

酢の物は、美しいブルーの皿にのった鮑鰯水貝風。
「水貝」とは、鮑の料理法のことで、身を大きく角切りにして塩水に浮かべること。
メロン、スイカ、巨峰、チェリー、茗荷、白髪葱とフルーティーな構成。
鰯の臭みは全くなく、意外なまでにマッチしている。

肉料理は、牛の陶板焼。
牛肉は産地にこだわらず、いい物を仕入れるとのこと。りんごなどのフルーツと玉ねぎ、ニンニクを使った特製のタレが、肉の持つ旨みを引き出している。

お造りは、湯河原の北東にある真鶴港で水揚げされた、相模湾の幸が中心。
マグロ一文字造り、カンパチ銀皮造り、地魚レモン〆、烏賊のとびこ巻きという構成。
この日の地魚はメダイだったが、その時によってスズキやムツなどに変わるという。

凌ぎに鰻ご飯。
米は、秋田県大潟村から直送される、減農薬栽培のあきたこまち。
この米のこだわり様も、安心・安全に心がける「おんやど恵」ならではだ。

宿の公式ホームページへ煮物は、アワビの柔らか煮。
この宿のリピーター客が支持する定番料理がこれだ。
じっくりと煮込まれたアワビは、風味を損なわず、のど越しのいい柔らかさに仕上げている。甘辛い出汁も絶妙な味付けだ。
食べやすいように切れ目が入って、3分割にされている。子どもからご高齢の方まで美味しくいただくための配慮なのだ。

揚げ物は、蟹巻進丈。
カニの身と魚の白身を錦糸玉子で巻いて、軽く揚げたものだ。しし唐の天ぷらも添えられている。生姜とおろしを天つゆに入れ、さっぱりといただいた。

ご飯は、減農薬栽培のあきたこまち。吸物は、すまし汁仕立て。アサリ、ゆば、三つ葉で上品な一品。香の物はカブの塩漬け、人参の糠漬けなど自家製のもの。

デザートは、オレンジ、スイカ、キウイプリン、ワインゼリー。
キウイの下に隠れているのが、自家製のプリン。さっぱりとした味付けが嬉しい。ワインゼリーは、白ワインを使った大人のスイーツといった印象。

以上が、一般客室にお泊りの時のスタンダードなメニュー。
季節を感じる料理が並び、見た目でも舌でも満足させてくれる。
素材の良さを生かし、飽きのこない構成も見事。旬を先取りした食材の使い方にセンスを感じる。
平成9年から料理長を務める正木孝司さんの腕前は確かだ。
お客の年齢層は比較的高めなので、社長の室伏さんは「夕食は量より質です」と仰るが、それでも充分にお腹を満たしてくれることだろう。


朝食は品数多めで、しっかりとした和食膳がいただける。
焼き鮭(または、鯵の干物)、小田原名産のカマボコとワサビ漬け、マグロの山かけ、冷奴、サトイモひき肉あんかけ、出し巻き(または、餅入り茶碗蒸し)、しらすおろし、海苔、ご飯、ワカメの味噌汁、梅干という構成。

新鮮な海の幸を中心とし、匠の技が垣間見える和会席の夕食、ベーシックながら素材の良さが分かる朝食。
この宿が、多くのリピーター客に評価されている大きな要因の一つに料理があることが、深く納得できる。
料理の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

料理の画像はコチラ 料理の画像はコチラ
女将と若女将が活ける花が館内を彩る 足腰の弱い方用に階段には昇降機
今から約1200年前につくられた日本最古の一大国民歌集・万葉集の中で、「足柄の 土肥の河内に出づる湯の よにもたよらに ころが言わなくに」という詩がある。
足柄の土肥とは、現在の湯河原のこと。
万葉集の中で、温泉の湧き出ている様子を歌っているのは、この一首のみである。
この詩の解釈は、「湯河原の温泉が、夜となく、こんこんと河原から湧いているが、その温泉が湧き出るような情熱で彼女が俺の事を思ってくれているのか、はっきり言ってくれないので仕事が手につかない」という、男の純粋な気持ちを温泉に重ね合わせた詩とされている。

温泉街の中央、千歳川と藤木川が合流するところには、万葉集にちなんだ万葉公園がある。
ここには、万葉時代の建築を模した万葉亭の茶室や郷土資料展示室がある。
園内に約八十八種類の自生した万葉植物が茂り、散策にもいい。
公園奥の木の陰には、国木田独歩の文学碑が建つ。
「独歩の湯」という開放的な足湯スペースもあり、観光客に人気となっている。

周辺観光では、全長100メートルの「五段の滝」など、5つの滝があり、自然の美を伝えてくれる。
毎年5月の「湯かけ祭り」で神事を行う「五所神社」は、樹齢800年といわれるクスノキやイチョウが鎮座しており、地元の人にも深く愛されている。


宿の公式ホームページへ宿の説明に話を移す。
月に20組ほど車いすの利用客があるというこの宿は、各所で対応する設備が整っている。
館内はフラットになった廊下で結ばれ、手すりが設けられている。
大浴場前のわずか12段の階段にも、電動の椅子式階段昇降機が備わっている。
車いすの方は乗り換えていただくことになるが、当事者にとっては安心の設備だ(※利用の際は要申し込み)。

また、車いすやオストメイトに対応したパブリックトイレを「みんなのトイレ」と称している。
通常の便器に洗浄水栓を追加した程度の簡易型ではなく、人工肛門の方用など腹部を洗える温水シャワーを設置した専用の流しを用意している。
この「みんなのトイレ」以外にも、1階ロビーに車いす対応個室トイレがある(男女兼用)。
他には、車いす兼用のエレベーターに点字表示、簡易筆談器のレンタル、ユニバーサルデザインの自動販売機など、バリアフリーに真摯に取り組んでいることが分かる。
また、館内は階層ごとに絨毯を色分けしているのも、お客への心くばりと思われる。

バリアフリーへの配慮だけでなく、お客が安心して寛いでいただけるよう、安全への取り組みにも努力している。
フロント横に設けられているエレベーターは、遮炎性能に加え、気密性に優れたシャッターが煙をシャットアウトしてくれる。
いざという時に安心の設計なのだ。
ロビーには、AED(自動体外式除細動器)を設置。
心臓が痙攣して血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった時に、機器が自動的に解析し、必要に応じて電気ショックを与え、正常な心臓の働きに戻すための医療機器だ。
記憶に新しいところでは、2009年の東京マラソンで、タレントの松村邦洋が急性心筋梗塞による心室細動を起こした際、伴走していた救護班が早急にAEDを使用するなどしたところ、意識がすぐに回復し一命を取りとめたという事例がある。
2009年9月からは、バイタルチェックのセット(自動血圧計・体温計)もレンタルできるようになった。
このような、いざという時の設備も怠らないのがこの宿のスタイル。

宿の公式ホームページへロビーを見渡すと、見事な花が彩りを添えているが分かる。
こちら、女将と若女将二人で活けている花で、「いけばな京花傳(きょうかでん)」という華道の代表的な流派とのこと。
全ての客室にも季節の花が飾られるという心配りで、癒しの空気を作り出している。

ラウンジ「大江戸」には、湯河原温泉やこの宿にゆかりのある作家の作品が中心のミニライブラリーがあった(以下敬称略)。
国木田独歩、夏目漱石、芥川龍之介、島崎藤村、与謝野晶子、山本有三、谷崎潤一郎、大岡昇平、石川達三と、錚々たるメンバーだ。
横山大観、竹内栖鳳、安井曾太郎といった芸術家の画集も置いてある。
現在活躍中の方では、日本画家・平松礼二、湯河原在住のミステリー作家・西村京太郎、湯河原出身の女流俳人・黛まどかの作品も並ぶ。
また、この宿の常連で、企業家でミステリー作家でもある西川三郎の作品は、全て揃っている。
最新作「欲」(幻冬舎ルネッサンス)も、この宿で執筆されたという。

その他のサービスについても少しご紹介しよう。
「別邸 月の匠」の2階、貸切風呂前のパブリックスペースには、無料で利用可能なマッサージチェアが2台ご用意。
1階ロビー周辺は無線LAN対応だが、パソコンを持ち込まなくてもコイン式のインターネットサービスがある(15分100円)。
こちらは、12ヶ国の多言語入力と表示画面を搭載している。
他にも、無料の色浴衣や数種類用意している枕など、やはりお客が気持ちよく過ごすためのサービスは数多い。

客室で気軽に受けられるフェイシャルエステは、2つのコースからなる。
まず1つ目は、肌に優しい湯河原の源泉を使った「温泉フェイシャルトリートメント」。
源泉水をナノミストにし、シミ・シワ予防、リフトアップや美白効果を促す。30分コース3,800円〜。
2つ目のコースは、究極の肌の若返りと称される「UMO Gold フェイシャルトリートメント」。
純金がもたらすアンチエイジングで、肌のたるみ、ハリ、シミ、くすみ、シワ改善、そして高い保湿力を導き出す。40分コース7,800円〜。

湯河原の名物が数多く並ぶ土産処は、1階ロビーに備わる。
お茶請けでいただいた「きび餅」は、湯河原名物の和菓子。
わらび餅に似ており、控えめで上品な甘さと適度な弾力が旨い。12個入りで、1,050円。
もう1つのお茶請けは、「こぶしまんじゅう」。
山形産の蓬に、山芋と小麦粉で生地にして、十勝産の小豆を包み蒸し上げたもの。
もちっとした食感と、優しい甘みがある。12個入りで、840円。
「湯河原温泉 おかみの会」が、地元のジャム工房「やまげん」と作り上げたオリジナルのみかんジャムも人気。
女将たちが何度も試食して完成させたこちらは、数種類のみかんと、ハチミツ、砂糖、レモン果汁だけで作る、自然のジャムだ。お値段は600円。
ちなみに、湯河原はみかんの産地として有名。10月上旬から12月末にかけては、「みかん狩り」が人気となっている。

隣町の小田原・曽我梅林特産の梅肉を使用した「文六白梅」は、砂糖や糸寒天を加えて流し固めた、添加物など一切使用しないお菓子。12個入りで、740円。

宿オリジナル麦焼酎は、明治元年創業、鹿児島の名門・濱田酒造とコラボレートした本格麦焼酎。
お値段は、720ml6,300円。屋号が入ったとっくり付きで、お土産にもいい。
お土産&その他の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

古くは、海に近く山に囲まれた湯治場として親しまれてきた湯河原温泉。
明治時代中頃から、閑雅な風情と地の利があるため、文人墨客が数多く訪れるようになった。
この地を舞台とした作品は、現在までに数多く遺っている。
日本が高度経済成長をし、バブル期を経ても、この温泉地の姿はさほど変わることがなかった。
周辺の温泉地が観光地化しても、湯河原は古き良き時代の面影を残しながら今に至っているのである。

「おんやど恵」は、そんな昔ながらの風情に、新たな一面を持たせた。
それは、バリアフリー化も含め、お客の快適さを追求したことだ。

戦時中の1944年(昭和19年)に「惠旅館」として創業したこの宿。
大変な時代だっただけに、「天の恵み、地の恵みがお客様にもありますように・・・」との思いが屋号に込められている。

すぐに戦争が終わると、宿としての歩みは順調に刻まれていった。
1972年(昭和47年)に宿名を「惠ホテル」と改める。
そして、日本の近代化に添うように、この宿も大規模なリニューアルを敢行する。
1996年(平成8年)に、本館「せせらぎ館」を新築。5階建ての近代建築だが、どこか和の香りがするのも宿の歴史がそうさせているのかもしれない。
屋号も江戸情緒のある「おんやど惠」とした。

宿の公式ホームページへ丁度その時期にこの宿に入社したのが、現社長である室伏学さん(昭和40年生)。
もともと東京でシステムエンジニア(コンピューター技術者)として、某総合商社のシステム開発業務に携わっていた。
主に石油化学業界と商社業界との間のEDI(電子データ交換)システム開発を担当。その傍ら、某専門学校情報処理専門科の非常勤講師も務めるほどの技術者だったという。

そして、この宿の創業者の孫娘であるゆかりさんと出会う。
宿の仕事に興味があった学さんは、8年務めた会社を退社する。結婚して婿に入ることが前提で、1996年(平成8年)に宿に入社したのだ。
前職とは正反対と思える仕事に、不安はなかったのかと学さんに伺うと「SEの仕事も、いわばお客様の希望に応えるために行うサービス業です。そういう意味では、旅館の仕事に通ずるものがあります。」と、笑顔で答えてくれた。

新人時代の苦労話を伺うと、初めて団体のお客を担当した時のことを語ってくれた。
東京の酒屋の社長仲間が10人ぐらいで慰安旅行をすることに決まった。
学さんは、東京に行った時に挨拶周りをするなど、誠意を持って対応した。
そんな一生懸命さが気に入られ、その中のお一人とは今も親戚づきあいのような関係になっているという。

ゆかりさんの母である女将も、そんな学さんを早くから認めており、入社半年後には無事に婿となった。
東京下町の深川で生まれ育った学さんは、江戸情緒溢れる「おんやど恵」との相性が元々良かったのかもしれない。

そして学さんは、1998年から1999年には、「財団法人 日本情報処理開発協会」の平成10年度・先進的情報システム開発実証事業「オレンジウェーブゆがわら」プロジェクトに地元を代表して協力。
2000年には、「湯河原町まちづくり懇話会」委員となり、翌年の総合計画策定に参加。
そして、2001年(平成13年)に宿の四代目社長に就任する頃には、地域で数々の要職を兼任していた。
2001年〜2002年
湯河原町ホームページ検討会 委員
湯河原ワイズメンズクラブ 会長
2003年〜2004年
関東甲信越静ブロック中小企業青年中央会情報ネットワーク運営委員会 委員長
2003年〜2005年
神奈川県中小企業青年中央会 副会長
神奈川県旅館生活衛生同業組合 監事
社団法人 湯河原温泉観光協会 理事
湯河原温泉旅館協同組合 専務理事
神奈川県中小企業青年中央会 監事
湯河原温泉旅館協同組合青年部 相談役
湯河原町商工会 理事
社団法人日本観光旅館連盟湯河原連絡会 会計
湯河原町防火安全対策協会 理事
中ノ島有線テレビ視聴組合 組合長
曹洞宗青谷山福泉寺 世話人
神奈川縣神輿保存會湯河原睦會 理事・・・

PCの技術があるだけでなく、面倒見のいい室伏学社長に、様々な人が頼ってしまうのも分かる。
「関係機関の皆様へ こんなに多くのお役目をいただいております。もうこれ以上は勘弁してください。」と、宿の公式HPで自ら愚痴をこぼしていたのも仕方あるまい。

若女将のゆかりさんは、多忙な室伏社長を支えながら、日々接客に勤しんでいる。
常に明るく、元気なゆかりさんに、「笑顔をもらいに、またこの宿に来るよ」と言ってくれるリピーター客は多いという。
2010年に放送されたBS朝日「宿だより」では、若女将のナレーションでこの宿が紹介されていた。

宿の公式ホームページへ宿のHPを見ると、室伏社長の真面目で誠実な姿勢を反映している。
この宿の情報を、包み隠さず、非常に細かく掲載しているからだ。
全37室の間取りや館内施設情報など、すべてを公開し、温泉の使用方法もこと細かに解説。
よくある質問も、宿泊全般についてから、宿泊料金、料理、温泉、その他と、項目ごとに載せているのが親切だ。

宿泊プランも様々打ち出しているが、客室タイプごとに紹介しているので認識しやすい。

全室で用意しているプランで、「1泊朝食付きプラン」がある。
こちらは、20:00〜22:00にレイトチェックインし、翌朝は9:00から、のんびり朝食を食べていただくという宿泊プラン。
首都圏からも近いので、平日仕事が終わった後に利用する方が増えてきたとのこと。

標準和室でオススメなのが、「記念日プラン(温泉かけ流しの貸切風呂付&デコレーションケーキ付)」。
貸切風呂を40分間無料で利用でき(通常3,000円)、さらに夕食時に5号(15cm)サイズのデコレーションケーキ(メッセージ可)をご用意。
これで、通常料金プラス2,900円で宿泊できるので、ご夫婦やファミリーの記念日に好評のようだ。

室伏社長の誠意あふれる人柄と、若女将のゆかりさんの優しさ溢れる接客態度は、スタッフ全員に浸透し、その心意気が間違いなく伝わっているようだ。
某旅行サイトのクチコミ評価をみると、総合評価4.5(5点満点)と非常に高い数値になっている。
このクチコミを全てあてにできる訳ではないが、特に評価が高いのは、部屋の設えと宿の清潔感。
とにかく掃除などは徹底し、居心地の良さを提供しているのだ。
また、接客・サービス面も満足度は高い。
夕食は部屋食なので、必然仲居さんと接する機会が多いが、絶妙なフレンドリーさがある。
これは、若女将の明るい人柄に起因しているのだろう。

この宿の一番の特徴は、バリアフリーに配慮した宿づくり。
障がいの内容や度合いは多種多様、完璧なバリアフリーではないが、これからも少しずつ前進していくことだろう。
誰にでも優しい設計、幅広い方に使い勝手のいいこの宿は、寛ぐという旅本来の目的を思い出させてくれる。
2008年(平成20年)に誕生した、「別邸 月の匠」の露天風呂付き客室は、バリアフリーに配慮をしつつも、様々なお客のワガママな要望を応えた、誰もが寛げる設えになっている。

実際、この宿のリピーターは、年配のご夫婦が多いというが、部屋でゆっくりのんびりしている人が多いとのこと。
早めにチェックインしたら、周辺観光に出かけず、ただただ温泉を楽しむ。そして、疲れてきたら部屋に戻って体を休める。
長年連れ添ったパートナーと、他愛のない話をしながら、何もしない贅沢な時間を過ごす。
部屋出しの夕食は、自分たちのペースで楽しみ、夜は再び湯浴みの時。
客室に戻り、体が温まっているうちに、ふかふかの布団に体をあずければ、深い眠りにつくことは間違いない。
翌朝、体の疲れはすっかり取れて、温泉と朝食をゆっくりと味わい、11時に宿を出て、少し観光を楽しんでから家路に着く・・・。
そんなゆったりとした旅をするご夫婦にとって、「おんやど恵」は最適と思われる。

今後もこの宿は、バリアフリーを心がけながら、老若男女問わず、お客の要望に応えた宿づくりを進めていくのだろう。
外観や内装だけにお金をかけ、着飾ったデザイナーズ旅館では追いつけないものが、ここにはある。
それは、日本旅館が昔から持ち合わせた、“本物のおもてなし”だ。

実際に、この宿には、年配のお客だけでなく、小さなお子様連れのファミリー、そしてご夫婦、カップル、そして女性グループまで客層が幅広い。
それは、この宿のバランスの良さに起因している。
ユニバーサルデザインを打ち出すことにより、結果的に多くの客層に、この宿の魅力をアピールすることができているようだ。

宿は人で成り立ち、人で宿の性格が分かる。
女将の待子(ちかこ)さんが、丹精込めて造り上げたこの宿が、現在の社長・若女将夫婦の世代に受け継がれていく。
その精神は、人も宿も優しくあるべきこと。
この現代の競争社会で疲れ果てた人たちが、一時の安らぎを求めにこの宿に訪れた時、「おんやど恵」の隠れたポテンシャルに気づく。
館内に漂う、優しさ溢れる雰囲気が、空気感が、癒しとなってお客に響く。
この誠実さと優しさが漂う空間で、時間を過ごす事ができれば、人は幸せを感じる。
そんな印象を抱かせた宿は、何度も訪れる別荘代わりに利用するのも悪くない。
実際、そういったお客は多いという。
まさに「恵み」を感じさせる湯宿なのだ。(J/I)

貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ
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この宿の公式HP

貸し切り情報
■貸切料金 宿泊の場合 40分¥3,000
■利用時間 14:00〜21:40
■予約方法 チェックイン時

風呂施設情報
■貸切風呂 共同の貸切風呂:露天風呂と内湯、部屋付きの風呂:露天風呂
■貸切風呂の眺望 山すそ
■その他のお風呂 男女別露天風呂付き大浴場
※男女の入れ替えなし。利用時間は14:00〜翌10:00

施設情報
■部屋数 全37室
和27室(バストイレ付25室/ほか2室)・和洋1室(バストイレ付)・洋9室(バストイレ付5室/ほか4室)
■収容人数 160名 ■駐車場 30台
■ペット 不可 ■バリアフリー 対応(玄関段差なし、車いす対応エレベーター、椅子式階段昇降機、多機能トイレなど)
エステ・マッサージ エステあり(¥3,800/30分〜 温泉フェイシャルと純金フェイシャルの2コース)
マッサージ(¥4,200/40分 あんまマッサージ指圧師有資格者による施術)
■インターネット 無線LAN(別邸「月の匠」2室と1階ロビー)
■DVD なし
■TVチャンネル NHK2局、民放6局、NHKBS3局、BS7局
■施設 カラオケスナック・ラウンジ・売店・宴会場・会議室

こだわり情報
■冷蔵庫のシステム 利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースあり)
■冷凍室 利用不可
■冷蔵庫のドリンク ビール中瓶¥787 ジュース(バヤリース)¥346など
■オススメお土産 きび餅(12ヶ入り¥1,050)
■自動販売機 ジュース¥150〜、アイス(ハーゲンダッツ)¥350 ■携帯アンテナ docomo 3本
au 3本
ソフトバンク 1本
■売店 あり
■近くのコンビニ 徒歩2分
■アメニティ 
浴衣 バスタオル タオル 置いてない 石鹸
ボディソープ シャンプー リンス 置いてない リンスinシャンプー
歯ブラシ シャワーキャップ ドライヤー ブラシ・くし
カミソリ 綿棒 置いてない ウォッシュトイレ    
…常備  有料で用意…有料で用意  一部常備…一部常備  置いてない…置いてない
その他の情報
■車イス 玄関前段差なし/階段、通路手すり/無料貸し出し用車いす/車いす対応トイレ/オストメイト対応トイレ
■お子様 子ども用スリッパ/子ども用浴衣/子ども用食器/子ども用いす/調乳ポット/ベビーカー無料貸出/幼児(小学校低学年まで可)用の夕食
■外国語 英語

近隣情報
■周辺観光スポット 万葉公園(約500m、徒歩7分)、町立湯河原美術館(約1km、クルマで3分)、湯河原梅林(約4km、クルマで20分)
■レクリエーション
(観光農園、公園など)
みかん狩り(10月中旬〜12月下旬)、湯河原海水浴場(約3km)
■スポーツ 湯河原カントリー倶楽部(クルマで20分)、新崎川国際ヤマメマス釣場(クルマで20分)、湯河原テニスガーデン

■おんやど恵:若女将 室伏ゆかりさんからのコメント  
昭和19年に初代が、お客様に「天の恵み・神の恵み」がありますようにと、「恵」と名づけました。
ご高齢の方や、障がいをお持ちのお客様にも、安心してお寛ぎいただける旅館であるように、日々目指しております。
おんやど恵:若女将 室伏ゆかりさん

貸切日帰り情報
■料金 食事付きプランの料金 + 貸切料\3,000/40分
■利用時間 昼11:30〜14:40
夕14:00〜19:40(いずれも到着時に貸切予約)
食事付きプラン(要予約)
■料 金 昼食付きプラン: \7,450
夕食付きプラン:\12,700
■食事の内容 会席料理(昼食と夕食は別の献立)
■設定日 平日中心(不定休) ■受付時間 昼:11:00〜15:00の4時間ステイ
夕:14:00〜20:00の6時間ステイ
■その他 個室にて休憩(寝具なし)。貸切風呂は別料金。

泉質/効能
■泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性 低張性 高温泉)
旧泉質名:含石膏−弱食塩泉
■源泉の温度 65.5℃
■湧出量 50.4リットル/分 ■水素イオン pH 8.4
■源泉の湧出状況 自家源泉の動力泉(ボーリングによってくみ上げる源泉)と温泉供給会社から買う源泉を、町営の集中管理経由で利用
[湯河原温泉混合泉(権現山サービランス)]
■加水/循環ろ過 ○貸切風呂・客室露天風呂・・・源泉かけ流しだが加水による温度・湯量調節をしている
○露天風呂付き大浴場・足湯・・・源泉かけ流し+循環を併用
○客室の内風呂・・・水道水を使用
■加温 なし
■消毒 循環を併用する浴槽は塩素消毒剤を使用
■浴槽の湯の入替 貸切風呂・客室露天風呂・足湯・・・1日1回
露天風呂付き大浴場・・・4〜5日に1回
■入浴剤 未使用
■適応症 動脈硬化症、慢性婦人病、虚弱児童、慢性皮膚病、切り傷、やけどの他に一般的な適応症(神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進)
■湯の色 無色透明
■飲用 不可 ■飲用の適応症 -
■におい/味 無臭

アクセス情報 ※Googleマップを見る
■電 車 JR東海道線・湯河原駅よりタクシー約5分
または路線バス「理想郷」下車徒歩1分
■送 迎 なし
■クルマ 小田原厚木道路―西湘バイパス石橋ICより真鶴道路経由で15km約20分

 上記のデータは 2010/07/19現在のものです。
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