十勝川温泉　三余庵 さんよあん TokachigawaOnsen SANYOAN

客室内のおもてなしについてもご紹介しよう。
備品やアメニティなど、それぞれ細かいこだわりが感じられた。
お茶請けは、「十勝ガレット」というクッキーと、名物の甘納豆、酢昆布。
クッキーは、十勝にある「ホームメードケーキサロン」の手作り商品で、お土産にもなっている。
インスタントは、珈琲、紅茶、緑茶が用意されていた。

	夕食後、人によっては夜寝る前にお腹がすく事もあるだろう。 そういう方のために、夜食が用意される。 すでに定番となっているのが、稲荷寿司。 豪華な夕食の後でも、優しい甘みのあるこの夜食ならば、デザート感覚でいただける。
夜食の稲荷寿司

客室に置いてあったもので印象的だったのは、「三余庵」のイラストが入ったレターセット。
大事な人に、普段言えないような感謝の気持ちを書いて、旅先から送ってみてはいかがだろうか。
また、客室にはひと際目立つ赤い本が置いてあった。
これは、この宿の設計を手がけた「象設計集団」の活動33年（2004年時）を振り返った書。
単なる建築写真集に留まらず、彼らの思想が散りばめられ、建築・設計に興味のない人でも楽しく読めるだろう。

客室に用意されている絵葉書	「空間に恋して―象設計集団のいろはカルタ」

この宿のお土産処は、1階ロビーに用意されている。
小さい宿ながら、十勝の名産品を中心に充実したラインナップ。
食べ物類の商品は、翌朝7：00にロビーのテーブルに展示される。

ロビーのお土産コーナー

特に人気なのが、「モール温泉」を使用した化粧品。
スキンローション、乳液、ミルククレンジング、ハンドクリーム、石けん、入浴剤などが取り揃えられている。

	亜炭層からの植物エキスと十勝川特有の麦飯石からのミネラル分を含み、肌に良いとされるモール温泉水と、エステ「ラフィーネ」で使っている天然精油を配合した、まさにここでしか買えない貴重な商品。 「モール」の美肌効果を、是非ご家庭でも体感していただきたい。
スキンローション・・・2,100円

乳液・・・2,310円(左) ミルククレンジング・・・1,575円(右)	ハンドクリーム・・・840円

続いて食品関係。
一番人気は、夕食でも使われている、吉田料理長手作りの「バルサミコソース」。
ゴボウの香ばしさが食欲をそそるソースで、時間をかけてじっくりと手作りされている。
オリジナルのラー油も、最近人気になっている。
サラダや豆腐のトッピング、麺類の薬味にぴったりだ。

オリジナル「バルサミコソース」・・・￥1,200	オリジナル「辣油」・・・￥980

夕食のお造りにも付いてきた、天然の焼き黒塩も販売している。
秋田・男鹿半島の特産で、平成19年度むらおこし特産品コンテストで「経済産業大臣賞」受賞した一品だ。
その他、お茶請けでいただいた「十勝川モール温泉せんべい」や「酢昆布」、北海道の海の幸を贅沢に漬け込んだ「海宝漬」などが人気だ。

「黒い塩」・・・￥525	「十勝川モール温泉せんべい」・・・￥840
オリジナル「酢昆布」・・・￥1,200	オリジナル「海宝漬」・・・￥2,100