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貸切露天露天風呂付き部屋離れ貸切日帰り24時間利用食事食事エステ高速インターネットDVDサウナバリアフリーペット100%かけ流しかけ流し+加水かけ流し+循環囲炉裏混浴岩盤浴
越後一の大鳥居で有名な彌彦神社の門前町に建つ 畳敷きの純和風旅館
お宿 だいろく
おやど だいろく
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お宿 だいろく

お宿 だいろく
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お宿 だいろく
住所:〒959-0323 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦946
TEL : 0256-94-2026 ※MAPで宿を確認
宿の公式ホームページへ
http://www.dairoku.tv/
※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。

創業:昭和55年  改築:昭和60年  改装:平成6年
部屋数:13室
貸切露天風呂 ×1
貸切の内風呂 ×0
部屋付きの露天風呂 ×1
部屋付きの豪華内風呂 ×0
オススメの客層 〜20代 30〜40代 50代〜 ファミリー 女性客 お忍び系
露天付特別和室 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★
特別和室 ★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
グループルーム ★★★ ★★ ★★★ ★★ -
基準和室 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ

 この宿のキーワード ■無料で楽しめる桶型の貸切露天風呂
■冬には一面の銀世界が独占できる客室露天 ■全館畳敷きの和の癒し空間
■極上のコシヒカリと地酒を堪能 ■巨大な大鳥居で有名な彌彦神社

貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
和の雰囲気に包まれる貸切露天風呂
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
モダンな客室露天風呂は贅沢な空間が広がる
この宿の人気の要因のひとつとなっているのが、貸切露天風呂だ。
東屋の下に直径1.7メートルほどの大きな桶型の湯舟が置かれている。
ちょっとした神聖な雰囲気を作り出しているように感じる。
湯舟に浸かっている目線では、囲いのせいで眺望はないが、ちょっと立ち上がれば弥彦の街並みを一望できる。
お風呂の周りにはミニ庭園も配されて雰囲気作りもされてあった。
湯はわずかに硫黄臭のするアルカリ性単純温泉で、源泉かけ流し+循環併用型。 新しい源泉を入れつつ、循環ろ過装置を入れて消毒している。
この貸切露天風呂は、予約なしの先着順となっており、無料で利用できるのもうれしい。
時間の制限は設けられていないが、休前日など満室時には他の客の事を気遣い、大浴場で体を清めるなどして、30分ぐらいを目安に利用してほしいものである。

一方、特別和室406号室「神倉」には、客室露天風呂が備わっている。
モダンな設えで、開放感たっぷりの贅沢な浴場スペースが広がっており、非常に心地いい。
残念ながらこの客室風呂は温泉ではないのだが、それでもこの雰囲気は格別の物がある。
特に冬の雪見風呂は得がたい感動を覚えるだろう。
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
この宿の公式HP

宿泊情報 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分 (サービス料込税込)※入湯税150円
■公式HP
ネット予約特典
飲物チケットサービス(「コーヒー」・「一口生ビール」・「弥彦じぇらーと」のどれか1つ)
■基準和室
(定員1〜5名)
¥13,650〜 休前日アップ料金 ¥1,050
全8室
※10帖+板の間+T
■グループルーム20帖 
(定員4〜10名)
¥13,650〜 休前日アップ料金 ¥1,050
「多宝」
※20帖+板の間+T
■グループルーム24帖 
(定員4〜10名様以上名)
¥16,800〜 休前日アップ料金 ¥1,050
「荒川」
(12帖+板の間+B+T)×2
■特別和室12帖
(定員2〜5名)
¥16,800〜 休前日アップ料金 ¥1,050
「高稲葉」
12帖+板の間+B+T
■特別和室15帖
(定員2〜5名)
¥18,900〜 休前日アップ料金 ¥1,050
「高千穂」「い藤」
15帖+板の間+B+T
■露天風呂付特別和室
(定員2〜5名)
¥24,150〜 休前日アップ料金 ¥1,050
「神蔵」
12帖+4.5帖次の間+4.5帖茶室+板の間+露天風呂+B+T
■IN→ 15:00 ■OUT→ 10:00 ■カード使用
■部屋の眺望 山、温泉街 ■部屋食 一部あり 2名様は部屋食、グループは食事処
■夕食の内容 海の幸中心の京風会席
■朝食の内容 松花堂弁当とミニバイキング

施設&大浴場の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ
全館畳敷きが気持ちのいい館内 レトロな設えの男女別大浴場
新潟県西蒲原郡にある弥彦村は、県の中央部の日本海側に位置する。
北西40キロの位置には日本最大の島である佐渡島が浮かび、弥彦山(標高634m)の山頂からは島の全貌が眺められる。
北は県庁所在地の新潟市、東南は金属製洋食器生産の国内シェア90%の燕市とそれぞれ田園地帯を隔てて隣接する。
西側は弥彦山を挟み、県第二位の人口をほこる長岡市とも隣りあわせ、都会へのアクセスは非常にいい。

弥彦村は信濃川の清水で育てたコシヒカリや、芳醇な旨みを持つ地酒などが有名。
「弥彦むすめ」という枝豆も特産。早い時期に収穫されるという柔らかい枝豆は夏の到来を告げる。
他にも夏収穫する「十全茄子」や、冬から春に収穫される「弥彦たろう」というジャンボ椎茸、春のイチゴ、そして季節を問わず新鮮な日本海の幸があり、まさに自然の恵みの宝庫なのだ。

古くから、越後国一の宮・彌彦(やひこ)神社の門前町として、また北国街道の宿場町として栄えた弥彦の地には、古い文献資料から、江戸時代には温泉があったことが判明されているが、ある時期から枯渇してしまったという(時期不明)。

しかし、昭和35年(1960年)には、ボーリングによる温泉の掘削に成功し、3年後、弥彦温泉として認定される。
もともと宿場町として旅館は多く残っており、そのまま温泉街が形成された。
弥彦山の麓にあり、日本海にほど近いこの地は観光地としての資質が高く、特に県内からお客が押し寄せたという。
近年では関越自動車道や北陸自動車道の開通で、県外からのアクセスも非常によくなった。
首都圏からは関越道に乗ってしまえば、3時間ほどだ。

「お宿 だいろく」は昭和55年(1980年)、彌彦神社の入口からまっすぐに伸びた神社通りの端で、全6室の小さな宿として創業する。
宿を始める前は同じ場所で、割烹料理屋として営業をし、地元の人から観光客まで人気があった。
平成6年には現在と同じ5階建て全13室の体勢になった。

平成19年には、湯神社温泉参道の脇で、新源泉「湯神社温泉」の掘削に成功した。
弥彦温泉の源泉は従来からある単純硫黄温泉の「弥彦桜井郷温泉」、含硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉の「弥彦観音寺温泉」に加え、全部で3本となったのだ。
「湯神社温泉」は源泉温度47.9度のアルカリ性単純温泉。
pH8.7の柔らかいアルカリの湯で、微かな硫黄臭もする。肌の角質をとる美肌効果があるという。
毎分約570リットルもの量が湧出され、各宿に分配されるようになった。

「お宿 だいろく」でも貸切露天風呂や男女別の大浴場で、この「湯神社温泉」を使用。
大浴場は、男湯女湯とも、微妙に造りは異なるが、レトロなタイルの浴槽は共通している。
24時間利用が可能で、好きな時に湯浴みが楽しめるのもいい。
温泉は、源泉かけ流しと循環ろ過装置を併用しているシステム。
時間帯により男女の入れ替えは行っていない。

この宿の玄関には、足湯が設けられていた。
湯に足を浸けながら、パートナーや友人と語らうのも楽しいものだ。
宿に一歩足を踏み入れれば、館内はエントランス、フロント、廊下までほぼ万遍なく畳敷きである。
スリッパ履きではなく、素足で畳を歩く感触は、自宅にいるような心地よさを感じる。
冬場などや、裸足が苦手な方には足袋が用意されているので安心だ。

エントランスの横には、囲炉裏が配された民芸調のロビーがある。
気軽に一服できるように、唐辛子梅茶や麦茶が用意されていた。
ライブラリーも兼ねており、周辺観光の情報も得られるだろう。
施設&大浴場の画像はコチラ
この宿の公式HP

客室の画像はコチラ 客室の画像はコチラ
茶室と露天風呂を備えた特別和室「神蔵」 一般客室も10帖のゆとりある広さ
「お宿だいろく」は、全13室が落ち着いた和室の構成。
派手さは無いが、それぞれに和風旅館の良さが感じられる。
客室タイプは6種類。料金グレードで言えば4段階に分けられる。

まず、グレードの高い客室が"特別和室"と呼ばれ、さらに3タイプに分けられる。
その中で一番上位にくるのが、露天風呂(温泉ではない)付きの特別和室406号室「神蔵」だ。このタイプは1室のみ。
12帖のゆとりある和室に4.5帖の次の間を備え、さらには風流な茶室(4.5帖)も備わっている。
本格的な茶の道具も備え、お茶会としても利用されることもあるという。
さらにはテーブルが置かれた板の間が備わり、そこから露天風呂へと続いている。残念ながら温泉ではないが、開放的なこの風呂をいつでも利用できるのだから贅沢だ。

次のグレードは、15帖の特別和室506号室「い藤」と507号室「高千穂」の2室。
5階にあるおかげで、眺望も良く、弥彦の門前町が一望できる。
グループやファミリーのお客以外でも、この贅沢すぎる空間が好きというお二人様にも人気となっている。

続いてのタイプは、12帖の特別和室の407号室「高稲葉」。このタイプは1室のみで、やはりスタンダードな和の空間となっている。

以上、これら4室の特別和室では、お部屋にフルーツがサービスされているという。

次に、グループルームと呼ばれる部屋をご紹介する。このタイプはグレードの違う2室が備わっている。
家族3世代の旅行や、友人同士の少人数のグループ客に人気のタイプ。
より広い部屋になっているのが「荒川」。12帖の和室を2つ合わせるコネクティングルーム(206〜207号室)で、定員は10名以上まで受け付けており、場合によっては、宴会場としても、そのまま使用できる。
バストイレもそれぞれの部屋に装備している。

もう一つのグループルームが、305号室「多宝」。
20帖のとにかく広い和室で、定員は10名までとなっている。

最もリーズナブルなタイプが基準和室。
いわゆる一般客室のことで、301〜304号室と、305〜309号室の全8室ある。
手ごろな宿泊料金だが、10帖の和室に板の間を備え、広さも充分ある。
休前日以外はお一人様の宿泊も可能だ。

以上が客室のラインナップ。
全室がシンプルで余計な物がない和の造り。また、都会の喧騒とは無縁なロケーションで、静かに過ごしたいという方にお勧めできる。
館内用の足袋も客室に準備しており、冬場にはありがたい物だ
客室の画像はコチラ
この宿の公式HP

料理の画像はコチラ 料理の画像はコチラ
夕食は海の幸満載の会席 極上の前沢牛を冷しゃぶでいただく
夕食は新鮮な海の幸を中心とした京風会席。
趣向を凝らし、手間暇かけて作られた上品な料理が卓を彩る。
お二人でお泊りの場合、部屋食となるので、ゆっくり自分たちのペースで食事が楽しめる。
三人以上でお泊りの方は1Fに備わった食事処での夕食となる。 今回取材(平成21年6月)したスタンダードプランのメニューを一品ずつ解説したい。

先付は湯葉豆腐。
近所の豆腐屋で仕入れているという湯葉豆腐の上には甘海老とずんだ(枝豆をすったもの)が添えられる。
枝豆は「弥彦むすめ」という品種で、通常の枝豆よりも若いうちに収穫しているので非常に新鮮な味。
前菜は海老、酒盗(しゅとう)、バイ貝、サラダ、枝豆、鮴(ごり)の甘露煮が上品に盛り付けられる。
酒盗とは、鰹などの内臓を原料とする塩辛で、これを肴に飲むと酒がすすんでしまい、「盗まれるように酒がなくなる」、あるいは「酒が無くなったら盗んででも飲みたくなる」ことからこの名が付いた。
鮴はハゼ類の淡水魚で、大きな頭と飛び出した目が特徴。石川県金沢の郷土料理でよく使われる魚だ。
続いてのお碗は君代柚子風味。
"君代"は新潟県近海で獲れるホウボウのことで、旨みと歯応えのある海水魚だ。
お造りは旬の地魚を取り揃える。鮪赤身、ノドグロ、鯛、モンゴイカ、南蛮海老(甘海老)を少しずついただく。
鮪以外は全て近海で獲れたもの。日本海にほど近い弥彦では、新鮮な地魚が味わえるのは間違いない。
焼き物は金目鯛塩焼き。
こちらの金目は漁獲量日本一の静岡県産のもの。
谷中しょうが、干しあんず、自家製蕗味噌、スダチが添えられ、味のアクセントになる。
続いては穴子柳川の鍋。
6月ごろから旬をむかえる穴子は、夏の暑さに負けないスタミナが付く。ビタミンAが非常に豊富で、肌荒れ予防にもいい。ゴボウや三つ葉も添えられ、風味豊かに。
小鉢は水雲(もずく)。
新潟県柏崎産のもずくにトロロがかかり、酢が中和されて食べやすくなった一品。
肉料理は和牛の冷しゃぶ。
こちらの牛肉は“肉の芸術品”とも称される岩手県の前沢牛。ほんのり甘さを感じる極上の黒毛和牛に、ゴマダレをかけて食せば、口の中で蕩ける感触。
油物はハーブあゆの射込揚げ。
「ハーブあゆ」とは、愛知県豊川市「アユセン」の生産する養殖鮎。ガーリック・ジンジャー・シナモン・オルガノなど、6種類のハーブエキスをエサに配合することで、魚の生臭さを抑えつつ、鮎本来の香りを引き出しているのだ。
その鮎に海老を射込んで揚げており、手間を惜しまない仕事ぶりが見て取れる。しし唐やエビセンも添えられ、もみじおろしや天ツユとともにいただいた。
酢の物は平目砧巻き。
カニと平目を巻いたものに、コハダやイカも添えられる。
ご飯は、弥彦温泉のエリアも含む西蒲原平野で生産されたコシヒカリ。全国的に知られる魚沼産の米ではないが、やはり日本一の米どころにふさわしいレベルにある。米一粒一粒に旨みが感じられ、ついお代わりしてしまう。味噌汁には甘海老が入り、磯の香りが広がってくる。他に香の物もついた。
水菓子は和風プリン。甘みの控えたプリンの上には自家製の黒蜜やこし餡が和のテイストを作り出す。白玉、苺、キウイも乗せられ満足感を得られるデザートになっている。

以上が今回いただいた「だいろく」のスタンダードなメニュー。
ベテラン料理長笹川さんの造りあげる料理は、どれもが美しさと美味しさを兼ね備え、職人技が光る。
近海で獲れる海の幸は、宿のオーナーが自ら市場で仕入れてくるとのこと。日本海が育んだ魚介類は新鮮そのものだ。
より一層、豪華な夕食を堪能したいという方は、お一人様プラス2,100円の地魚満喫プランや、プラス3,150円の特別料理プランなど宿泊プランで選択できる。
また舟盛りやフグ刺し(冬期のみ)などの別注料理もオーダー可能だ。
もともとこの宿は「大六」という名の割烹料理屋。
食に対する意識の高さ、質の良さは充分に感じられるだろう。

お酒が飲める方は、是非夕食とともに新潟県が誇る地酒を試していただきたい。
始めに頼んで欲しいのが「利き酒セット」。
こちらは6種の日本酒を試飲するセットメニュー。
「鶴の友 別選」、「影虎」、「久保田 萬寿」、「村祐 茜」、「こしのはくせつ」、「八海山」など、全て新潟県の地酒が少しずつ楽しめる。メニューは季節によって異なり、お値段は1,400円。
その後好みのお酒を一杯ずつ頼むのもいいが、お酒の強い方は「すっきりセット」か「あじわいセット」がオススメだ。
こちらは3種類の日本酒が1合ずついただけるお得なメニューで、「すっきりセット」が「鶴の友 別選」、「影虎」、「久保田 萬寿」など、「あじわいセット」は「村祐 茜」、「こしのはくせつ」、「八海山」などがセットになっている。
こちらもメニューは季節によって変わるとのこと。

日本酒以外にもオーナーの趣味でワインも多数取り揃えている。
お酒好きにはたまらない宿と言えるだろう。

朝食は“松花堂弁当とミニバイキング”と称するハーフバイキングの形式で、食事処にていただく。
バイキングでは焼き魚、サラダ、漬物、ドリンクなどお好きなものをチョイスできる。
“松花堂弁当”は席に用意されており、イカ刺し、サンマ炊き、のっぺ、肉団子、コンニャク串、玉子焼き、伽羅ぶき、ワタリガニの味噌汁、白米と、これだけでも充分に満足できるラインナップだった。
料理の画像はコチラ
この宿の公式HP

料理の画像はコチラ 料理の画像はコチラ
万葉集でも詠われた古社「彌彦神社」 弥彦温泉周辺に広がる田園風景
弥彦温泉の周辺はのどかな田園風景が広がっている。
信濃川からの豊富できれいな水と豊饒な土壌で育つ米の品質は、やはり日本一の名にふさわしい。

そんな田園地帯を行く県道29号線を、弥彦温泉の方向に車で走らせていると、突如大きな鳥居が出現する。
この大鳥居は高さ30メートルを越え、異様な存在感を放ち、始めて見たドライバーは驚きでスピードをゆるめてしまうという。
昭和57年に建造された当時は日本一高い鳥居だったが、平成12年に建てられた和歌山・熊野本宮大社の鳥居に抜かれてしまった。
しかし上部の額だけでも畳12帖にも及ぶという大きさは、やはり規格外の物に違いない。

弥彦という名前は元々越後の国を開拓したと伝えられる伊夜彦神(いやひこしん)が由来である。
その伊夜彦神、またの名を天香山命(あめのかごやまのみこと)を祀っているのが越後国の一の宮である「彌彦神社」なのだ。
創建年は不明だが、奈良時代の万葉集でも詠われ、1300年以上の歴史がある。
境内はうっそうとした樹林に覆われ、老杉や古いケヤキが神々しく、まるで時の流れが止まってしまったかのようだ。

弥彦の温泉街を歩いていると、「天地人」ののぼりをよく見かけるが、実は彌彦神社とNHK大河ドラマ「天地人」には少なからず関係がある。
主人公・直江兼続が師と仰いだ上杉謙信が、“出兵の理由を明らかにし、断じて私利非道は行わない”という旨を誓い、彌彦神社に祈願文を奉っているのだ。
これは兼続たちが薫陶を受けた、謙信の「義」の精神の証といえるだろう。

宿から歩いて5分ほどの場所には弥彦公園がある。16万uにも及ぶ広大な公園で、テニスコート、ジョギングコースなど体を動かすのもいい。
公園に組み込まれているかのように湯神社(石薬師大明神)への参道を発見する。
彌彦神社の末社である湯神社は弥彦温泉発祥の地である。
平成19年に新しく掘削された源泉は参道入口の近くで見ることができる。

弥彦温泉の街並みは古くから彌彦神社の門前町として、また北国街道の宿場街として栄えた頃そのままで、ちょっと懐かしい街並みだ。
神社通りには温泉宿や食堂、お土産処が並び、今も変わらず彌彦神社の参拝客や旅人を癒してくれる。

「お宿 だいろく」にも癒しのサービスは多々ある。
フロント周辺に用意されていたのはカラフルな色浴衣。無料のサービスで、種類も豊富。サイズもM〜Lがある。
また、フロント周辺はFREESPOTとなっており、ノートパソコンを持ち込めばインターネット接続が可能だ。

この宿は子ども連れのファミリーも歓迎している。
子ども用浴衣や、おねしょ用シーツ、おしめ用のゴミ箱などの用意がある。

バリアフリーに関しては階段の手すりや貸し出し用の車いす(要予約)など一部対応。今後この宿ではバリアフリーにもっと力を入れていくとのこと。

フロント横のテーブルには飲むヨーグルト「ヤスダヨーグルト」が用意されている(一本150円)。
新潟県安田町(現阿賀野市)の酪農家が製造する自然の美味しさにこだわった味は湯上りに是非いただいてほしい。
また「やひこじぇらーと」という名物のアイス(250円)や一口生ビールも湯上りには人気がある。

この宿の会長(先代)の趣味は俳句。
エレベーターに乗ると、「水無月の 女麗はし 夏化粧」と、会長直筆の句が張り出されていた。毎月詠まれているようで、公式HPにも句が発表されている。
また版画も趣味のようで、宿のご案内書には綺麗な金魚が描かれていた。

ロビーには新潟県関川町の伝統工芸品である「猫ちぐら」やお手玉など和のアイテムが満載。
客室の鍵は巾着袋付きで、小物など入れておくのに便利だ。

お土産処もロビー周辺に設けられている。
弥彦オリジナルのブランドや女将会が手作りする巾着や足袋などここでしか買えない物や、懐かしい玩具など、和のお土産が充実している。
オススメは名物の弥彦饅頭。宿の近くに数軒、この温泉饅頭を作っている店がある。甘さがしつこくなく、皮の食感が非常に旨い。10個入りで700円。
お土産&その他の画像はコチラ
この宿の公式HP

昭和55年(1980年)に創業した「お宿 だいろく」の前身は、割烹料理「大六」。
弥彦温泉の神社通りに今も数軒ある観光客向けの割烹食堂の草分け的な存在だった。
神田六蔵さんが経営していたこの料理屋を、息子である睦夫さんが旅館として生まれ変わらせた。

6部屋だけの小さな宿だったが、弥彦駅から歩いて来れる便の良さがあり、彌彦神社にも近く、料理の評判も上々。経営的には順調なスタートを切った。
昭和60年には5階建てに改築し、現在に続いている。

現社長は、平成20年に代表取締役となった神田雅仁さん(昭和42年生)。
3人兄弟の真ん中で次男である。

子どもの時から、割烹食堂をしている両親の姿を見ていて、「自分は洋食の店を持つのが夢だった」という雅仁さん。
調理師学校を卒業した後、洋食レストランで修行をはじめる。
数年腕を磨いてから、宿に戻り、仕事を手伝いながら、近くで店をやろうと土地を探していた。

その頃、この宿には雅仁さんの一つ上の兄が次期オーナーとして奮闘していた。
浦安のヒルトンホテルで接客業を学んだという雅仁さんの兄は、「ちょっと他の宿にないサービスをすれば、東京の人間が呼べる」と考え、様々なアイデアを実行する。
まずは、宿の館内を全て畳敷きにし、和の癒しの空間に生まれ変わらせた。
さらに、大浴場の他に、露天風呂を作ろうとするが、それほど広いスペースが確保できなかったという。
そこで、貸切露天風呂を誕生させる。

貸切露天風呂は、今では珍しいものではないが、平成6年(1994年)当時としては非常にインパクトがある施設だった。先見の明があったのだろう。
弥彦温泉や隣りの岩室温泉を含めて、貸切露天風呂はここが最初で、多いにお客を喜ばせた。
周辺でも話題となり、次々に他の旅館でも取り入れたという。

しかし、その頃「お宿 だいろく」に突然の不幸が襲う。
雅仁さんの兄が白血病により急逝してしまったのだ。32歳の早すぎる死であった。
実弟の雅仁さんはもちろん、実の父である睦夫さん(当時社長)もショックは大きかった。
雅仁さんはそんな父の姿を見て、レストランを開くという自分の夢をあきらめ、「お宿だいろく」を盛り立てていこうと決心したのだ。

それからはオーナーである父、母(女将)、妻(若女将)、妹と家族一丸で、宿を盛り立ててきた。
畳敷きの館内と貸切露天風呂、この2つの施設は、兄の形見とも言えるもので、これらがこの宿を守ってくれているようにも、雅仁さんは感じたという。
お土産で置いてあった根付けや鳥の置き物は、その兄の奥さんが手作りしている物。
弥彦を離れて暮らしている今でも、夫が愛したこの宿のために、心を込めて作り続けているのだという。

兄の遺志を継ぎ、社長となった雅仁さんは、常に洋食の腕を磨き続け、夕食の水菓子は自ら作っているという。
さらには、利き酒師の資格も取得している。
これは日本酒版のソムリエで、どんな料理にどんな日本酒が合うかアドバイスできるのだ。
また食べ歩きや写真も趣味で、公式HPには“若旦那の写真館”というブログをアップしている。弥彦温泉のイベント情報なども得られるので要チェックである。
雅仁さんの奥さんは京都出身で、英語ができる国際派の若女将。仲のいい二人の雰囲気が、この宿の温かい空気を作り出しているのは間違いない。

また、「だいろく」の公式HPを見るといくつか宿泊プランを打ち出しているのでいくつかご紹介しておこう。
3組様限定のお得なプランが「ファミリープラン」。
こちらは基準和室(一般客室)の中でも、トイレが和式となっている古いタイプの部屋だが、2名1室でのお一人様料金が通常13,650円〜のところ、10,500円〜となっており、一人3,500円以上もお得になる。小さな子どものいる若いご夫婦やトイレは和式がいいというご高齢の方にも好評だ。

休前日以外では「一人旅プラン」というプランもご用意。1名1室でも13,650円で宿泊できるというもの。
出張中にちょっとのんびりしたいという方や、一人で急に温泉に入りたくなった時、旨い食事を楽しみたくなった時などオススメだ。
他には「地魚満喫プラン」、「鮑会席プラン」など食事のグレードでプランを選択するようになっている。
また、公式HPから直接ネット予約すれば、「コーヒー」・「一口生ビール」・「弥彦じぇらーと」のどれか1つがサービスになるチケットが付く。詳しくは公式HPを見ていただきたい。

現在、この宿は、新潟市や長岡市からのアクセスの良さから7割以上が県内のお客だという。
首都圏からのお客は2割ほど。これが夏休みなどには逆転するという。
子ども連れのファミリー客や、若い学生のカップルが大挙押し寄せるからだ。

この宿は、お客さん同士のコミュニケーションも自然と生まれてしまうようなアットホームな雰囲気がある。
露天風呂付き客室ならば、仲睦まじいご夫婦やカップルは、至福のプライベートな時間が過ごせるだろう。
何より冬期の雪見風呂で、大事なパートナーと過ごすのも、ロマンチックでお奨めする。

春には、弥彦山などで珍しい山野草が咲くようで、近年トレッキング好きの方が多く訪れる。
夏は海や山で、秋は紅葉に目を奪われ、冬は一面の銀世界に包まれる。
四季折々の顔が非常に豊かなこの地は、どの季節でも期待以上に楽しめるだろう。

「お宿 だいろく」には、小さなお宿らしく、落ち着いた雰囲気が漂っている。
そこには、家族一丸となって運営している“人間力”によって支えられている。
遠方から訪れるお客に対して、常に感謝の念を持ち、そして、できる限りのおもてなしをするという意気込みが、この宿の魅力を作っているのだ。

日本一と言ってもいい美味しいお米、旨い酒を味わえるだけでも、この宿に行く価値はある。
越後という地は、日本人にとって故郷そのものとも感じさせるところでもある。
都会には無い、ゆるやかな空気感もこのエリアの特長。
高価なホテルや、海外のリゾートでは決して味わえない、世界に誇る“日本の癒し”の世界を、改めて感じさせてくれる宿であった。(J/IZ)



施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ 公式ホームページへ

貸し切り情報
■貸切料金 宿泊の場合 無料
■利用時間 15:00〜22:00、7:00〜10:00
■予約方法 予約なし(先着順)

風呂施設情報
■貸切風呂 東屋の下にある桶風呂
■貸切風呂の眺望 温泉街
■その他のお風呂 男女別大浴場あり(入れ替えなし)

施設情報
■部屋数 全13室
和13室(バストイレ付き5室/トイレ付き8室)
■収容人数 60名 ■駐車場 15台
■ペット 不可 ■バリアフリー 一部対応
エステ・マッサージ -
マッサージあり(¥4,000/40分)
■インターネット 専用スペース 無線LAN
■DVD なし
■TVチャンネル NHK2局、民放4局
■施設 宴会場、カラオケ、売店

こだわり情報
■冷蔵庫のシステム 利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースあり)
■冷凍室 利用可
■冷蔵庫のドリンク ビール中瓶¥700、ジュース¥280
■オススメお土産 手作りの小物¥200〜
■自動販売機 ジュース¥130〜 ■携帯アンテナ docomo 3本
au 3本
ソフトバンク 3本
ウィルコム
■売店 あり、アイスクリームあり(やひこじぇらーと¥250)
■近くのコンビニ クルマで2分
■アメニティ 
浴衣 バスタオル タオル 置いてない 石鹸
ボディソープ シャンプー リンス 置いてない リンスinシャンプー
歯ブラシ シャワーキャップ ドライヤー ブラシ・くし
カミソリ 綿棒 置いてない ウォッシュトイレ    
…常備  有料で用意…有料で用意  一部常備…一部常備  置いてない…置いてない
その他の情報
■車イス 階段、通路手すり/無料貸し出し用車椅子(予約)
■お子様 子ども用浴衣/離乳食の用意/子ども用食器/粉ミルク用のお湯/おねしょシーツ/おしめ用ゴミ袋 /アイスノン/体温計
■外国語 英語

近隣情報
■周辺観光スポット 彌彦神社、弥彦山
■レクリエーション
(観光農園、公園など)
弥彦公園、酒蔵見学
■スポーツ テニス、ゴルフ、トレッキングロード

■お宿 だいろく:代表取締役 神田雅仁さんからのコメント  
お酒が好きな方はご満足いただけると思います。 女性には手作りのデザートが好評です。レシピは私のブログでたまに紹介しますので、公式HPにアクセスしてみて下さい。 お宿 だいろく:代表取締役 神田雅仁さん

貸切日帰り情報
■料 金 -
■利用時間 -
食事付きプラン(要予約)
■料 金 ¥6,300〜 ■食事の内容 会席料理
■設定日 毎日(満室の場合は不可) ■受付時間 11:00〜15:00
■その他 個室休憩部屋あり

泉質/効能
■泉質 アルカリ性単純温泉
■源泉の温度 47.9℃
■湧出量 60〜80リットル/分 ■水素イオン pH 8.7
■源泉の湧出状況 旅館組合で集中管理して分配される源泉(湯神社温泉の引き湯)
■加水/循環ろ過 源泉掛け流し+循環を併用
■加温 あり
■消毒 あり(塩素消毒)
■浴槽の掃除の回数 1日1回
■入浴剤 未使用
■効能 角質をとる美肌効果、疲労回復、ストレス解消など
■湯の色 無色透明
■飲用 不可 ■飲用の効能 -
■におい/味 微かな硫黄臭

アクセス情報 ※Googleマップを見る
■電 車 燕三条駅から弥彦線で約20分〜弥彦駅から徒歩8分
東京→燕三条(約2時間)
■送 迎 要予約
■クルマ 三条燕IC〜国道289号線経由で30分
新潟から40Km(約40分)、東京から300Km(約4時間)
長野から180Km(約4時間)

 上記のデータは 2009/06/22現在のものです。
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