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月岡温泉街の中心地にあるのが平成20年に新設された待ち合わせ広場「月姫広場」。
あしゆ「湯足美」、情報館「ふらっと」、演舞場「月見台」と3つの施設で構成されている。演舞は毎週日曜日に行われ、足湯を楽しみながら舞台鑑賞ができる。付近では月岡温泉の源泉小屋も設置されていた。
宿からは徒歩5分ほどなので、散歩がてらに行ってみるのをオススメする。
月岡温泉街は鄙びた雰囲気の街並みが何とも心地いい。
何軒か見つけたのが温泉饅頭の店。こちらの「月岡まんじゅう」は餡がたっぷりした薄皮の饅頭で、餡が4種類あり、食べ比べるのもいい。
宿に到着すると入口には風情のある人力車が配されている。
玄関にはツバメの巣があり、時々親ツバメが飛んでくるのを見かけるとのこと。
館内の至る所には生花が飾られ、宿を彩っている。客室に飾られたものも全て、女将自ら、毎日のように生けているという。
フロント前のラウンジでは宿泊した翌朝、10時までモーニングコーヒーがサービスされる。
この宿には相撲取りの絵や箸置き、化粧回しなど相撲アイテムが満載していることに気付く。
実は「広瀬館」を創業したのがハワイで相撲取りをしていた広吉さんという方で、その四股名は“広瀬川”だったという。
化粧回しは実際その頃使っていた物とのこと。
米どころ、酒どころの温泉地らしく、街の中に風情ある酒屋が点在している。宿の斜向かいも酒屋だ。
月岡温泉全体で行っているユニークなサービスが「酒天湯子」。こちらは新潟の全蔵元96銘柄の日本酒を試飲できるという酒巡りチケットで、月岡温泉エリアを上越ゾーン、中越ゾーン、下越・佐渡ゾーンといった、酒蔵がある3つのブロックに分けて、温泉街を散策しながら、好みの地酒を楽しむという趣向。
杉玉や赤い暖簾のある酒屋と旅館で、チケット一枚につき、ぐい呑みを一杯試飲することができる。
1軒1軒まわる時間がないという人は温泉街にある「月姫 地酒蔵」へ。こちらでは96銘柄の地酒が全て揃っているとのこと。
オリジナルのお猪口とチケット5枚が付いてお値段は500円。お酒好きの方には堪えられない趣向となっている。
フロントの横に備わっているのが土産処。地元の物を中心に、地酒やお米など「広瀬館」ならではのラインナップとなっている。お茶請けの兎饅頭や食事時に使われている相撲取りの箸置きも販売されていた。
オススメの地酒を一部ご紹介しよう。
大吟醸「お福正宗」は越後長岡の蔵元「お福酒造」の銘酒。長岡東山山系の自然清水で醸し、飲み飽きない味わい。そのまま冷か、よく冷して飲むのがオススメ。
続いて「洗心」は特に人気のある地酒「久保田」や「越州」を製造する朝日酒造が蔵元。減肥栽培米「たかね錦」を三昼夜かけて28%まで磨きあげ、1年と数ヶ月、ゆっくりと眠らせた古酒だ。
久保田では特に「久保田 萬寿」が有名だが、「洗心」はそれよりも遙かに手間暇をかけて造られた高級酒で、お値段は720ml7,800円。
珍しい日本酒のリキュールが「さむらい」。
清酒としては日本一高い46℃の高アルコールで、日本酒版のウォッカといった風合い。ストレートからオンザロック、ウーロン茶割り、レモンハイ、お湯割など様々な飲み方ができる。
焼酎よりマイルドに仕上がるのが特徴。値段は時価だがおよそ2,500〜3,000円。
「越乃広瀬川」は宿オリジナルの清酒。“広瀬川”は初代社長の四股名に由来する。地元・新発田市の蔵元、ふじの井酒造の生産品で、県内産の米の中から、品質の高い米を選りすぐって原料としている。
幻の銘酒といわれる中川酒造「越乃白雁(こしのはくがん)」や、新潟県加茂市加茂川沿いにある蔵元の「萬樹鏡(ますかがみ)」、地元の人に愛される笹祝酒造の「瑞穂随想(みずほずいそう)」などなど幅広く取り揃えている。
日本酒好きの方だったら、この宿を選んでおけば間違いないだろう。
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