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貸切露天露天風呂付き部屋離れ貸切日帰り24時間利用食事食事エステ高速インターネットDVDサウナバリアフリーペット100%かけ流しかけ流し+加水かけ流し+循環囲炉裏混浴岩盤浴
国登録有形文化財指定 250年前の庄屋屋敷を今に伝える宿
高志の宿 高島屋
こしのやどたかしまや
Koshi-no-Yado Takashimaya
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高志の宿 高島屋

高志の宿 高島屋
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高志の宿 高島屋
住所:〒953-0104 新潟県新潟市西蒲区岩室温泉678-甲
TEL : 0256-82-2001 ※MAPで宿を確認
宿の公式ホームページへ
http://www.takasimaya.co.jp
※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。

創業:昭和25年  改築:昭和61年  改装:平成19年
部屋数:20 室

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貸切露天風呂 ×0
貸切の内風呂 ×0
部屋付きの露天風呂 ×3
部屋付きの豪華内風呂 ×0
オススメの客層 〜20代 30〜40代 50代〜 ファミリー 女性客 お忍び系
対局の間 ★★ ★★★ ★★ ★★ ★★
露天風呂付客室 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★
癒しの間 ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
ゆとりの間 ★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
竹亭(離れ) ★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★
庭園四季の間 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
懐古の間 ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ
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この宿の総括(エピローグ)を見る

 この宿のキーワード ■本館は国の登録有形文化財
■自然の風を頬に感じる露天風呂付き客室 ■鎮静効果と温まりの湯は江戸時代に開湯
■日本料理の粋を感じる絶品の懐石 ■各界著名人が訪れる歴史と伝統の宿

貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
和の雰囲気が漂う客室露天風呂
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ
「霧島」の客室露天風呂は信楽焼の浴槽
2007年(平成19年)、常連客の要望に応え、3室の露天風呂付き客室がこの宿に誕生した。
3室のうち、10帖準特別室タイプの「柊(ひいらぎ)」と、バリアフリー対応の「紫苑(しおん)」には、ほぼ共通の大きさの客室露天風呂が備わる。
湯舟は、周りにヒノキをあしらい、浴槽には伊豆石が敷かれたもの。
東屋風の造りになっており、多少雨や雪が降っても、湯浴みを楽しむ事ができる。
傍らにヒノキのベンチが置かれ、湯浴み後に涼むのにいい。
どちらの湯舟からも坪庭を望み、竹林が和の風情を醸し出している。
特に「柊」は眺望はないが、開放感溢れる造りとなっている。
さらに「柊」には、温泉ではないがヒノキ造りの内風呂も用意されており、洗い場もそこに備わっていた。
「紫苑」は、バリアフリー対応の客室なので、湯舟までの段差はほとんどない。そして、洗い場は別で設けられていた。

残りの1室、8帖タイプ「霧島」の客室露天風呂は、ほか2室とは異なる信楽焼の陶器が備わっている。
空間がゆったりと取られているので、リラックスできる。
湯舟の横にはシャワーブースを設けられてあった。

この宿の温泉は、「ナトリウム・カルシウム−塩化物泉」。
鎮静効果と温まりの湯の特徴を持つ。
湯量がそれほど多くないため、かけ流しではなく循環させて使用しているが、名湯として知られる岩室の湯は、成分が非常に濃い。
充分に、質の良さは感じていただけるだろう。
お湯を循環させているため、全自動で自分好みの湯温に調整ができるのも嬉しい。
貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 画像その@
この宿の公式HP

宿泊情報 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分 (サービス料込税込)※別途入湯税150円(大人のみ)
■公式HPネット予約特典

公式HP限定早割あり。対象プランによって、30日前までの予約は割引が適用される。
■懐古の間
(定員2〜5名)
¥18,900〜 休前日アップ料金 ¥3,150
全4室(うち3室が2階、1室のみ1階)バスなしタイプ
※間取りは、8〜10帖+広縁+T
■庭園四季の間
(定員2〜5名)
¥22,050〜 休前日アップ料金 ¥3,150
全3室(「菖蒲」「桔梗」「御園」、すべて2階)
※間取りは、10帖+広縁+B+T
■古民家風離れ「竹亭」
(定員2〜8名)
¥22,050〜 休前日アップ料金 ¥3,150
このタイプは1室のみ(1階)
※間取りは、18帖+縁側+ヒノキ内風呂+T
■ゆとりの間「馬酔木」「堅香児」
(定員2〜6名)
¥22,050〜 休前日アップ料金 ¥3,150
全2室(2階)
※間取りは、間取りは、10帖+3帖+踏み込み+広縁+B+T
■癒しの間「合歓」「苧環」
(定員2〜8名)
¥27,300〜 休前日アップ料金 ¥3,150
全2室(1階)
※間取りは、12.5帖+4.5帖+踏み込み+広縁+縁側+B+T
■露天風呂付き客室「霧島」
(定員2〜4名)
¥28,350〜 休前日アップ料金 ¥3,150
このタイプは1室のみ(1階)
※間取りは、8帖+広縁+客室露天風呂+シャワーブース+T
■対局の間「橘」「桜」
(定員2〜6名)
¥32,550〜 休前日アップ料金 ¥3,150
全2室(「橘」は1階、「桜」は2階)
※間取りは、16帖+3帖+ヒノキ内風呂+T
■露天風呂付き準特別室「柊」
■バリアフリー対応露天風呂付き客室「紫苑」
(定員2〜5名)
¥34,650〜 休前日アップ料金 ¥3,150  
全2室(2階)
※「柊」の間取りは、10帖+広縁+客室露天風呂+ヒノキ内風呂+T
※「紫苑」の間取りは、10帖+ダイニングルーム+客室露天風呂+シャワールーム+T
■対局の間「常磐」
(定員2〜8名)
¥36,750〜 休前日アップ料金 ¥3,150  
このタイプは1室のみ(1階)
※間取りは、6帖+12.5帖+縁側(約8帖)+ヒノキ内風呂+T
■IN→ 14:00 ■OUT→ 11:00 ■カード使用
■部屋の眺望 庭園、坪庭 ■部屋食 夕食のみ
■夕食の内容 懐石
■朝食の内容 昔ながらの越後の朝食
■お得なプラン 22時間滞在ゆっくりプラン(¥14,850〜)、のど黒塩釜焼き付プラン、その日一番美味しい食材でつくる「料理長おまかせ会席」プランなど、お得なプランは公式をチェック★

施設&大浴場の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ
歴史を感じさせてくれる重厚な本館 ライトアップされる竹林の庭園
日本海に果てしなく続くと思わせるほどの長い海岸線と、国境を守るが如く聳え立つ越後の山々、そしてその山から流れる雪解け水が、美味しいお米を作り、栄養豊かな野菜が育つ。
この海の幸と大地の恵みを持つ新潟県は、本州の中でも食の宝庫と言われる土地柄なのである。
そして、忘れてならないのは日本酒。
お酒好きには、無数にある酒蔵を巡る旅も、非常に魅力的だろう。

地理的要素の違いから、上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方と4つに分けられる。
県庁所在地のある新潟市は、下越(かえつ)地方に属し、県の中央やや北部に位置する。
人口は80万人を越え、日本海側唯一の政令指定都市となっているが、広大な農地を有し水田の面積は日本一。名実ともに日本一の米どころと言えるだろう。

新潟県は全域が豪雪地帯に指定されているとか。
しかし、新潟市の中心部は、広い平野の日本海沿いにあるため、越後山脈から離れて山々に雪雲がぶつかって大雪を降らせる他の市とは多少気候が異なる。
さらに、季節風の通り道に佐渡島があり、それが壁の役目をしてくれる。それにより降雪量は比較的少なくなり、過ごしやすいエリアになっているのだ。

そんな新潟市の奥座敷として、あるいは越後一の宮・彌彦神社(いやひこじんじゃ)の拠点として、古くから栄えてきた温泉地が岩室温泉だ。
現在12軒の宿が建ち並ぶ小さな温泉地だが、長い歴史を持つ老舗旅館が多く、伝統・文化といった言葉が想起してくる。
その温泉街の中心に位置するのが、「志の宿 島屋(以下、高志の宿 高島屋)」。

もともと島家の先祖は、近江国高島郡田中郷(現在の滋賀県)で暮らしていた。
当主・島秀の時代、1615年(元和元年)の大阪夏の陣に参戦、その子佐五右衛門正高は越前(現在の福井県)を経て出雲崎に漂着、そして岩室に定住し、鍛冶師となった。
その後、1700年代初頭に、七代目島庄左衛門道順が夢の知らせから源泉を発見したことが、ここ岩室温泉の由来だという。

「高志の宿 高島屋」の宿としての創業は、1950年(昭和25年)。
庄屋(村役人)をしていた島家が、戦後の農地開放の折、先祖が発見した温泉を基に旅館業を開始した。
およそ250年前からある庄屋屋敷を本館に生かし、木造建築の美を今に伝えている。
こちらの本館は、国の登録有形文化財に指定されている。

宿の公式ホームページへ本館から宿に入っていくと、囲炉裏のあるくつろぎ処とカフェテーブルのある喫茶処がある。
天井の高い昔ながらの建築で、囲炉裏や百年の時を刻み続ける柱時計、小さな文机などがある。
悠久の時を感じさせてくれるこの空間は、ゆっくりと時計の針が進んでいるようだ。
そして、ここが、宿の特徴を現したシンボリックな場所になっている。
斜めに走る柱、装飾が施された欄間、違い鷹の羽の釘隠しなど、この土地の伝統と文化を感じさせてくれる。
この屋敷に滞在していたという、越後出身で江戸時代の僧・良寛の像もあり、お客を温かく迎え入れてくれている。

喫茶処の隣には、明治天皇が御小休された部屋「駐蹕(ちゅうひつ)の間」。
明治天皇の肖像画や駐蹕を記念した書が飾られていた。
壁に煤が付いて、黒っぽくなっているのも理由がある。
第二次大戦後、進駐軍が宿に来るときに、余り綺麗にしていると取り壊されてしまう可能性があったので、わざと煤で汚したのだという。

ロビーの横にはギャラリーが備わっており、2〜3ヶ月に1度催しが変わる。
2010年6月〜8月に開催されていたのは、「小千谷縮展」。
1000年以上昔から魚沼地方に伝わる伝統技法の小千谷縮は、夏の風物詩と言われている。ユネスコ無形文化遺産にも2009年に登録された。

昔ながらの木造建築に増築をしていった館内は、迷路のように入り組んでいるが、2500坪もの敷地を有し、全20室がゆったりと配されている。
ロビーの重厚な雰囲気とは異なり、中庭に出れば開放的な雰囲気。
昔で言えば、華族の邸宅にお邪魔したかのような気分になる。
ほどよく手入れされた庭園は、美しい竹林、古い杉などが配されている。
残念ながら、2010年の記録的な大雪で折れてしまったという老松も、また趣き深い。
日が落ちた頃にライトアップされると、幻想的な光景が目の前に広がるだろう。
この庭に舞台を作り、コンサートを開くこともあるとのこと。

男女別大浴場は、それぞれ意匠が異なり、時間による男女の入れ替えがある。
露天風呂を併設している大浴場が「竹生の湯」。
こちらの露天風呂は、一人用の五右衛門風呂が3つ備わっているという個性的な造りだ。
内風呂は、大きな浴槽が2ヶ所。ゆとりのある設計で、混み合うことはないだろう。
シンプルに、内湯のみとなっている大浴場が「翁の湯」。
大きな窓から見える、竹林の眺めがいい。脱衣所にはマッサージチェアも備わっている。

開湯伝説によると、雁が温泉につかって傷を癒しているところを、島家の当主が発見したという岩室温泉。
古くから「霊雁の湯」と呼ばれ、切り傷や火傷にいいとされている(ただし、昔からの源泉は枯渇しており、現在は新源泉となっている)。

宿の公式ホームページへ泉質は、「ナトリウム・カルシウム−塩化物泉」。
旧泉質名で言えば、「含塩化土類−食塩泉」。
pH(ペーハー)7.76の弱アルカリ性で、肌にしっとりと馴染む。
しかも、こちらの温泉はいわゆる等張性の湯。
人間の体液に近い浸透圧になっているので、肌に浸透しやすい。
スポーツドリンクでよく使われる“アイソトニック”という言葉は、等張性という意味。
つまり、岩室の温泉は、肌への吸収率が高い“アイソトニック温泉”と呼べるのだ。

温泉1kg中の溶存物質は、8,006mg/kg。
「鉱泉分析法指針」によると、1kgあたり1,000mgの物質が湯に含まれていれば療養泉と認められるところ、その基準となる数値の8倍もの濃さがある。
陽イオンを構成しているカルシウムイオンは、ストレスによるイライラを抑える鎮静作用があり、胃潰瘍やリウマチ、手術後の回復にもいいとされる。

ナトリウムイオンと塩素イオンの組み合わせは、通称「熱の湯」と呼ばれる「食塩泉」の性質がある。
肌に付着する塩分が発汗するのを抑えて、湯浴みした後、体が湯冷めをしないのだ。

岩室温泉の湧出量はそれほど多くはないため、温泉資源保護のために湯を循環して使用している。
しかしながら、温泉の質の良さは充分に感じていただけると思う。

実は、源泉100%の温泉が使用された施設もこの宿にはある。
竹林の中に佇む足湯がそれだ。
湯舟は、まさしく舟の型をしており、源泉がかけ流しにされている。
チェックイン後、まずはここで足の疲れを癒すのもいいだろう。
施設&大浴場の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

客室の画像はコチラ 客室の画像はコチラ
数々の名勝負が行われてきた「対局の間」の「常磐」 180年前の古民家を移築した離れ
全20室のこの宿は、客室タイプが7つ、9つのグレードに分けられ、様々な趣向の客室がある。
共通しているのは、全室が落ち着いた雰囲気の和室ということ。
そして、すべて8帖+広縁以上の広さがあり、余裕のある造りになっている。
宿泊料金のグレードの順にご案内しよう。

最もグレードの高い客室が、「対局の間」の「常磐」。
将棋「棋聖戦」、囲碁「十段戦」の対局が行われる部屋で、気品にあふれている。
格式ある数寄屋造りの和室は、ここで数々の名勝負が行われてきたと思うと、なおさら感慨深い。
二間(6帖+12.5帖)ある和室のほか、竹林が目の前で景色を楽しめる縁側、ヒノキの内風呂(温泉ではない)も備わる。
定員8名までなので、3世代の家族旅行や小グループにもいい。

次のグレードは、「対局の間」の「橘(たちばな)」と「桜」。
間取りは共通しており、16帖+3帖の広々とした造り。「橘」にはマッサージチェアが備わっている。定員は6名まで。
ちなみに、将棋の「棋聖戦」、囲碁「十段戦」が行われる時は、「橘」にタイトルホルダー、「桜」に挑戦者が宿泊するという。
疲れた体を癒してくれる、ゆとりのある客室と言えるだろう。

以上の3室は、いわゆる特別室。
和の高級感に溢れ、最も贅をつくした料理がいただける。

宿の公式ホームページへ続いては、「露天風呂付き客室」の「柊(ひいらぎ)」」と「紫苑(しおん)が同グレードである。
部屋の間取りなどは異なっている。
「柊」は10帖の和室で、準特別室。庭園が目の前にあり、開放的な雰囲気がいい。
韓国の俳優、パク・ヨンハが2009年に新潟のコンサートの合間をぬって、この宿に訪れた際、この「柊」の客室露天風呂を使ったという。
「気に入ったから、また来るね」と女将に約束したのだが・・・。
客室露天風呂の他にも、内風呂(温泉ではない)も装備している。
客室にファックス付きの電話が設置されている。

「紫苑」は、バリアフリー対応の客室で、段差の少ない造りが特徴。
10帖の和室は、琉球畳を使用したモダンな雰囲気。
夕食をいただくダイニングルームもあり、そこにも液晶テレビが備わっている。
客室露天風呂は、「柊」とほぼ同じヒノキを周りにあしらった石風呂。シャワールームは別に設けられている。
定員は、2室とも5名まで。

続いて、もうひとつの「露天風呂付き客室」の「霧島」は8帖和室。
広縁が庭園の目の前で、そこから庭の散歩に行くこともでき、開放的な客室タイプだ。
客室露天風呂は信楽焼の陶器の浴槽で、隣にシャワーブースを備えている。
客室にファックス付きの電話が設置されている。
定員は4名まで。

次は「癒しの間」タイプ。「苧環(おだまき)」と「合歓(ねむ)」の2室。
和室二間の広々とした設えで、広縁からは専用の坪庭を望む。漆塗りで朱色のテーブル、水屋など、随所に個性が感じられるタイプだ。
ちなみに、囲碁・将棋のタイトル戦で記者室となるのが、「合歓」の部屋だ。
ファックス付きの電話を備える。
定員は8名までとなっている。

宿の公式ホームページへ「ゆとりの間」は、「馬酔木(あせび)」と「堅香児(かたかご)」の2室。
10帖+3帖に広縁を備えた、余裕のある造り。
鮮やかな朱色のテーブル、水屋などあり。定員は6名まで。

同グレードで、唯一離れになっているのが、「竹亭」。
180年前の古民家を移築し、天井の高い昔ながらの造りは趣きがある。
しかし、シーリングファンやへりなし畳など、現代風なアレンジも施されており、人気の客室だ。
定員は8名まで。同タイプはなし。

「竹亭」とほぼ同グレードが「庭園四季の間」タイプの3室(「菖蒲(あやめ)」「桔梗(ききょう)」「御園(みその)」)だ。
スタンダードな10帖タイプで、広縁もあり、ゆったりと過ごすことができる。
定員は5名まで。

最もリーズナブルな「懐古の間」タイプは、全4室。
8帖〜10帖のスタンダードな造り。
広縁にロッキングチェアを備えた客室や、庭園の眺めがいい部屋もある。このタイプのみバスなしとなっている。定員は5名まで。

以上が、この宿の客室。
古き良き日本の伝統美が随所に感じられ、上質な空気が全室に流れている。
木造建築の温かさ、優しさが伝わってくる。
清掃が徹底されているのか、清潔感に溢れる空間はやはり心地いい。
客室を見るだけで、この宿が本物のおもてなしを持っているなと実感してしまった。
客室の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

料理の画像はコチラ 料理の画像はコチラ
新潟産、山海の極上素材を使った懐石料理 名物・ノドグロ塩釜焼きは異次元の食感を楽しめる
美食の宿としても高い評価を得ている「高志の宿 高島屋」。
本格的な懐石をいただく夕食、昔ながらの越後の朝食、どちらも期待を裏切らない内容だ。

夕食は基本部屋出しとなるが、小グループの場合は「蔵の間」でいただく。
およそ100年に作られた本物の蔵で、国登録有形文化財にもなっている。
中に入れば、食事処としてリニューアルされていて、特注の民芸風の照明などモダンな雰囲気になっていた。

今回取材(2010年7月上旬)したのは、「ノドグロ塩釜焼き付プラン」。
はじめにいただいた酒菜(さかな)は、キス昆布しめ磯辺巻き、かきのもと(食用菊)、木の葉生姜、豆乳寄せ、車海老、丸十(さつまいも)、陸蓮根(オクラ)、赤イカたたき蕨和え、胡桃豆腐、青梅煮梅酒ゼリー。
味ももちろんだが、目でも楽しませてくれる。夏らしい爽やかな献立が揃い、食欲を徐々に刺激してくれた。

続いて、清汁仕立ては、冬瓜二見寄せ。
鱈のすり身、じゅん菜、素麺、白髪葱、青柚子が入り、上品で優しい味が広がる。

新鮮なお造りは、新潟市内の間瀬港(まぜこう)で水揚げされたもの。
この日は、コダイ松皮、ヒラメ、生ウニ、南蛮海老。北陸の海の幸を、新潟の地酒とともにゆっくり堪能したい。

宿の公式ホームページへそして、メインとなる、この宿名物の「ノドグロの塩釜焼き」。
鮮やかな九谷焼の皿で登場した。
日本海で水揚げされた高級魚・ノドグロを、卵白を混ぜた塩釜で包みこみ、蒸し上げたもの。
塩の固まりの中で、ノドグロの油が閉じ込められ、それにより旨みが凝縮され、喉をするりと滑り落ちる柔らかさを持つに至った。
皮にまでその深い味わいは浸透し、まさに絶品。
付け合わせには、さっぱりとした新生姜当座煮寿司、葉付きキュウリ味噌添え、ほうずき盛り。

煮物は、南瓜饅頭銀餡がけ。
青柚子、クコの実、ワサビを添えて。

揚げ物は、カニ湯葉巻揚げ、姫とうもろこし、伏見唐辛子。
すだちと抹茶塩でさっぱりと食す。

ご飯は、地元・岩室産のコシヒカリ。ほんのりと甘みがあり、魚沼産コシヒカリにも負けないツヤと香りがある。
岩のりの味噌汁、香の物も美味しい。
そして、「きりあい」というふりかけが付く。こちらは、大根の味噌漬けをゴマと柚子でピリッとした味に仕上げたもの。ご飯との相性が抜群だ。お土産としても販売している。

デザートも、夏にぴったりの爽やかな組み合わせ。
コクのあるミルクアイスクリームは、地元にあるイタリアンジェラートの店「レガーロ」の一品。パパーミントを添えて。桜桃は、県内の聖籠(せいろう)町が産地。

以上が、「ノドグロ塩釜焼き付プラン」の献立。
一つ一つ手間をかけ、美しく盛り付けられた料理は、繊細かつ大胆、優しさと力強さを兼ね備えている。
日本料理の真髄を知る本格的な懐石に、しばし時を忘れて堪能していただきたい。
また、こちらのプランは、スタンダードプランに比べても、お一人様プラス3,150円程度。
その差でノドグロ塩釜焼きをいただけるので、絶対にオススメだ。特に、お祝い事や記念日には欠かせないだろう。

宿の公式ホームページへそして、夕食とともにいただきたいのは、日本酒。
日本一の米どころである新潟県は、地酒の質もやはり全国トップクラス。
1960年代に地酒ブームを生んだ「越乃寒梅」をはじめ、「夏子の酒」のモデルとなった“幻の酒”「亀の翁(かめのお)」、日本酒クチコミランキングなどで常に上位を独占する、「久保田」、「八海山」などなど・・・
お酒好きなら、この宿に来て損はしないだろう。

朝食は、明治天皇が御小休されたという「駐蹕(ちゅうひつ)の間」でいただいた。こちらも国の登録有形文化財の一つだ。
昔から食べられてきたであろう越後の味を堪能できる。
焼き魚は、宿特製の鮭味噌漬け。茶碗蒸しは、リピーターに好評な具なし茶碗蒸し。玉子と出汁だけが織り成す旨みは、シンプルながら奥深い。
その他、岩室産大豆使用の汲み上げ豆腐、季節のお浸し(焼きナス)、自家製飛竜頭と越後名物・車麩、そして季節の青菜の炊き合わせ、大根おろしと和辛子入りの納豆という充実の内容。岩室産のコシヒカリ、味噌汁(シジミ、アサリ)、季節の野菜浅漬けもいただいた。

以上が、この宿の料理だ。
地元の極上の素材を使いつつ、日々進化し続けているこれらの料理は、リピーターが多い大きな要因であることは間違いない。
客室の画像はコチラ 画像その@ 画像そのA
この宿の公式HP

お土産・その他の画像はコチラ お土産・その他の画像はコチラ
庭園に棲みつくフクロウの一種、アオバズク 新潟県一のパワースポット「彌彦神社」
本館のロビーは、古き良き調度品であふれている。
100年以上動き続けているという大きな柱時計は、この宿を象徴する佇まいで、強い存在感を放ちながら、この場所に溶け込んでいる。
今も実際に、正確に時を刻んでおり、まさにこの宿の心臓みたいなもの。

その横は喫茶処で、カフェテーブルが並んでいる。
女将が作るスイーツもここでいただける。

ロビーにはライブラリーがあり、国宝の百科事典、将棋の本や雑誌など並んでいる。
ウエディング写真のアルバムがあったが、この宿では年間30組ほどのカップルが式を挙げている。
250年の時を重ねた美しい庄屋屋敷での結婚式は、伝統の和の演出で幸せな宴を盛り上げてくれるだろう。
ブライダル相談会も不定期で行われている。

温泉と一緒に受けたいエステは、専用ルームで。
フェイシャルからデコルテまでコースあり。男性用リフレッシュマッサージも好評。

非常に珍しいのが、自然に住みつくようになったというフクロウの一種、アオバズクの存在。宿では、ふくちゃんと呼んでいる。
渡り鳥で、毎年5月〜9月の間、中庭の林で会うことができる。
夜は活動的だが、昼間は木の上で休んでいることが多い。

越後の文化と伝統を伝えながらも、お客を楽しませてくれるこの宿には、やはり多くの著名人が訪れており、サイン帳にその名が刻まれている。
以下、敬称略とさせていただく。

2010年5月19日、ドラマ「冬のソナタ」出演で絶大な人気を博したパク・ヨンハが、突然来館している。
この宿の外観に惹かれたのか、ふらりと訪れたパクは、日帰り休憩を希望した。
「柊」の客室露天風呂に入って、ビールを頼んで数時間を過ごした。
この時彼は、「7月の新潟コンサートの時に再び来るよ」と約束してくれたという。
しかし、その約束は果たせず。6月30日、ソウルの自宅で自ら命を絶ってしまった。
この宿を訪れた日に発売された「ONE LOVE〜笑顔であふれるように」は、ラストシングルになってしまった。合掌。

落語家の立川談志(1936年-2011年)は、毎年春と秋に岩室に訪れていた。
宿泊するのは別の旅館だが、風呂は「高島屋」で入り、母屋でゆっくりお茶を飲んでから、自分の宿に帰っていくのが定番だったという。

廊下にあった某旅行会社のポスターは、この宿の本館にて撮影されたもの。
女優の紺野美沙子が着物姿で文机の前に座り、手紙を書いている姿が美しいポスターだ(2008年10月撮影)。

この宿では、将棋の「棋聖戦」、囲碁の「十段戦」というビッグタイトル戦が度々行われている。
喫茶処にあったのは、永世棋聖の称号を持ち、日本将棋連盟会長も務めた米長邦雄の写真。
第48期棋聖戦(1986年)の時の写真で、米長邦雄の棋聖戦6連覇を桐山清澄が阻んだ、歴史的な対局であった。
大山康晴や中原誠らと、数々の名勝負を繰り広げた米長は、名人位にはなかなか届かなかった。しかし、49歳11ヶ月の史上最年長記録で名人位を獲得。歴代5位の獲得タイトル数19期を誇る。

その隣りには、第76期棋聖戦での佐藤康光棋聖と羽生善治四冠(2005年当時)。この時は、佐藤の7連覇を羽生が阻止している。
羽生善治は、将棋会初の7大タイトル独占を果たした、不世出の天才棋士。
獲得タイトルはすでに78期を数え、歴代2位(1位は大山康晴の80期)。
漫画「月下の棋士」で、主人公・氷室将介の強さと対局時のオーラは羽生をモデルにしていると、作者の能條純一は語っている。
羽生のサインが宿に保管されており、「一意専心」の文字。
「才能とは努力を継続できる力」と断言する羽生の、力強い言葉だ。
同世代の羽生と数々の名勝負を繰り広げてきた、佐藤康光は永世棋聖の称号を持つ。
負けず嫌いで、熱血漢でもある佐藤のサインは「気炎万丈」だった。

通算1308勝(大山康晴に次ぎ歴代2位)で、十六世名人、永世十段、永世王位、名誉王座、永世棋聖という5つの永世称号を持つ中原誠のサインもあった。
「前進できぬ駒はない」「自然流」というサインに、中原の棋風が表現されているようだ。
21歳の若さで、史上最年少の名人となった谷川浩司のサインには、「浩然の気」とあった。
この言葉は、天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気、または物事にとらわれないおおらかな心という意味だが、勝負師でありながら、おだやかな谷川の人柄がよく出ている。
羽生善治との150局を超える戦いは、数多くの将棋ファンを魅了している。

その他、この宿を訪れた角界著名人をご紹介しよう。
ご夫婦で2度訪れているのは、第93代内閣総理大臣・鳩山由紀夫・幸夫妻。
やはり仲睦まじい二人だったとのこと。サインには、「友愛」の二文字があった。

演出家・作家のつかこうへい(1948年−2010年7月)のサインもあった。
「口立て」という独自の演出方法で、舞台初日から楽日までの間に役者の成長や観客の反応等を見ながら、台詞を変えていくことで知られている。
彼が書いた戯曲の「鎌田行進曲」は、深作欣二監督で映画化された。

小説家・立松和平(1947年−2010年2月)も訪れている。
1980年「遠雷」で野間文芸新人賞を受賞。翌年映画化。 
テレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」のコーナー「こころと感動
の旅」に出演し、独特な語り口でお茶の間の人気者にもなった。

役者・石坂浩二のイラスト入りサインも。
映画「犬神家の一族」での金田一耕助役の印象が強いが、俳優、タレント、ナレーターなど、今も幅広く活躍している。

2003年(平成15年)にはテレビ東京「いい旅夢気分」のロケで、ドラマ「3年B組金八先生」の出演者4人が勢揃いした。
「金八先生」で一躍注目を集めた武田鉄矢は、「静けさをあきずに聴き入る岩室の宿」「何もかもちょうどよし高島屋」と、2つの言葉を残した。
この宿の魅力を見事に表現している。
大森巡査役でインパクトの強かった役者・鈴木正幸は、ドラマの中で度々登場した、自転車のイラストをサインしてくれている。
「金八先生」では、妊娠する女子中学生役で話題を集めた杉田かおる、80年代アイドルの先駆けとして大ブレイクを果たした伊藤つかさのサインもあった。

女優と言えば、1993年(平成5年)に和久井映見が、主演ドラマ「夏子の酒」ロケの時に訪れている。
サントリー「モルツ」ビールのCMに出演し、「うまいんだな、これが」が流行語になるなど、人気絶頂期の頃である。

2009年大河ドラマ「天地人」に於いて、直江兼続の実弟・大国実頼(おおくにさねより)役で出演した小泉孝太郎は、実頼が治めていた天神山(てんじんざん)城跡に訪れ、その時の写真も飾られていた。

フォークデュオのゆずがこの宿に訪れたのは2004年。
「栄光の架橋」が、NHKのアテネオリンピック公式テーマソングに起用された年でもある。

脚本家・作家のジェームス三木は、脚本を担当したテレビ朝日ドラマ「弟」(原作:石原慎太郎)が話題になった2004年に来館。
そのサインには、「人間誰でも劣等感がある」。波乱万丈な人生を送る彼ならではのお言葉だ。

ファッションデザイナー・コシノジュンコのイラスト入りサインもあった。
世界中でファッションショーを行う第一人者だが、フジテレビ「オレたちひょうきん族」のタケちゃんマンの敵として登場した「アミダばばあ」の衣装デザインを担当したことでも知られている

“フレンチの鉄人”として有名な坂井宏行は、フジテレビ「料理の鉄人」に出演し始めた頃に来館している。
フランス料理に懐石のエッセンスを取り込む坂井も、「高島屋」の独創的かつ伝統的な懐石にヒントを得たのかもしれない。

京都産業大学理学部教授・益川敏英は、ノーベル物理学賞を受賞した翌年、2009年に来館。
サインからも分かるが、外国語全般が苦手で、ノーベル賞受賞式のためにスウェーデンのストックホルムに行くことになり、初めてパスポートを作ったほど。
「英語がしゃべれなくても物理はできる」との名言を残している。

その他では、「第三の新人」と呼ばれた芥川賞作家・庄野潤三(1921年-2009年)、「千の風になって」の作曲をし、作家でもある新井満、芸術家・横尾忠則、歌手の小林幸子、フォークシンガーの小室等、悪役商会のリーダー・八名信夫、女優のかとうかず子、2004年から2008年10月までテレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーターを務めた加藤千洋などなど・・・
2009年には、TBS「ぴったんこカンカン」で「高志の宿 高島屋」が紹介された。
この時は、女優のあき竹城、木の実ナナ、アナウンサーの安住紳一郎がロケに来ている。
2010年7月にも、テレビ朝日「秘湯ロマン」に宿が紹介された。モデルは久米田彩。

この温泉地の周辺に目を向ければ、緑一面の田園風景が広がっている。
信濃川の豊富できれいな水と、豊饒な土壌で育つ米の品質は、日本一の名にふさわしい。
また、毎年6月中旬〜7月上旬には「冬妻(ふゆづま)ほたる祭り」が開催されている。
「高島屋」から徒歩10分少々、岩室払川沿いの山道で、源氏ボタルが鑑賞できる。宿の前まで巡回バスによる送迎あり。

岩室温泉からおよそ5km、お隣りの弥彦温泉街にあるのが、越後一の宮「彌彦神社」。
正式には“いやひこじんじゃ”だが、一般的に“やひこじんじゃ”と呼ばれることも多い(ただし、温泉地や駅名は弥彦=やひこ)。
創建年は不明だが、奈良時代の万葉集でも詠われ、1300年以上の歴史がある。越後の国を開拓したと伝えられる伊夜彦神(いやひこしん)、またの名を天香山命(あめのかごやまのみこと)を祀っている。
境内はうっそうとした樹林に覆われ、老杉や古いケヤキが神々しく、厳粛な空気が流れている。
県内一のパワースポットと言われているので、是非訪れてみていただきたい。
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この宿の公式HP

江戸時代より北陸道の宿場町として栄えてきた岩室温泉。
街道沿いの歴史・文化が色濃く残るこの温泉地は、周辺と比べても、高級志向の旅館の割合が多いところでもある。
1990年(平成2年)あたりのバブル景気の頃には、改装ブームがこの温泉地にも起こった。
関係者や金融機関も「この宿の母屋も鉄筋造りにした方がいい」「客室を増やしたほうがいい」という進言もたくさんもらったらしいが、2代目館主・島哲男さんは頑なに拒んだという。
彼は、250年前からある母屋を、そのままの姿で、できる限り守り続ける事を選んだのだ。
宿を近代化、大型化すれば、それだけ売上げはあがる時代に、勇気ある決断だった。

そのかいあって、「高志の宿 高島屋」は現在、格式ある日本旅館として業界で認められている。
しかし、宿そのものは、その言葉ほど堅苦しくはない。
敷居の低さや親しみやすさを感じさせてくれる、非常に居心地がいい宿なのだ。
それは、名物女将である島基子(もとこ)さんの存在が大きい。

基子さんは新潟市のお隣り、燕三条市出身。
東京の短期大学を卒業後、実家へ戻る。
会社員をしながら、水泳やバレエの先生をするなど、忙しい日々を送っていた。
そんな基子さんが、この宿に嫁入りしたのは、1995年(平成7年)ごろのこと。
今までの生活とは全く違う旅館の若女将となり、とまどいながらも日々努力の毎日だった。
しかし、誰とでもすぐに打ち解けるような明るい性格の持ち主の基子さんは、少しずつ宿を切り盛りする醍醐味、楽しさを知っていった。
そして、2003年(平成15年)ごろ、先代の女将が体調を崩されたのを機に、基子さんが3代目の女将に就任した。
ちなみに、プチ情報だが、その2年後には、フジテレビ「笑っていいとも!」の「全国の名物女将」コーナーに出演。
着物の帯にいつもさしている女将の携帯には、その時にもらったタモリストラップが今も付いている。

宿の公式ホームページへ「自分は宿には向いていないと思いつつ、15年続けてきました」と女将は言う。
顔馴染みのお客の酒宴に呼ばれると、一緒に思わず飲んでしまうこともあるなど、可愛らしい彼女のキャラクターは、歴史あるこの宿に新風を吹き込んだように見える。
そして、女将の片腕とも言える方が、支配人の近藤賢則さん。
冷静沈着な実務派の彼とのコンビネーションによって、現在の「高島屋」を引っ張っているようだ。

支配人は、公式HPなど広告全般をご担当。
2010年は、宿の創業60周年という事で、様々な限定プランを打ち出していた。
その一部をご紹介しよう。

まず、「温泉ゆっくり・ゆったりプラン」は、かなりのお得感がある。
通常、お一人様22,200円〜の「庭園四季の間タイプ」の客室が、14,850円(2名様で宿泊時のお1人様料金)となっている。
2人で泊まった場合は、合計で14,700円もお安くなるのだ。
しかも、チェックイン13:30〜、チェックアウト11:30と、通常よりも30分ずつ延長される。
1日2組限定のプランなので、お早めに予約いただきたい。

4名様以上のグループであれば、「ノドグロ塩釜焼き付プラン」がいい。
お1人様20,000円(2名様で宿泊時のお1人様料金)で、この宿の名物がいただけるのだ。料理だけでの料金でもおかしくないほど、お得感は強い。客室は「庭園四季の間」タイプとなる。

露天風呂付き客室「柊」「紫苑」をご希望であれば、「早得 露天風呂付き特別和室」プランがお奨め(1日1組限定)。
30日以前に予約をすれば、基本料金よりも5,400円お得になる(2名宿泊時)ということ。
こちらは、限定ではなく通年プランなのも嬉しい限りだ。

このような宿泊プランは、どちらかといえば「高志の宿 高島屋」を知らない人向けなのかもしれないが、そのようなものがなくても、この宿の素晴らしさ、魅力は、常連客はよく知っている。
各界著名人が足しげくこの宿を訪れるのは、言葉ではうまく表現できない不思議なものに引き寄せられているのかもしれない。

例えば、こんなことがあった。
高島社長は、1997年(平成9年)6月、中庭の竹林の前にステージを設営し、ガーデンコンサートを行う事を企画した。
出演者は、ドイツの巨匠・イヨルク・デームス(ピアノ)、1984年に日本でもレコードを発表したフランスのパトリック・ガロワ(フルート)、そして歌い手は、エリカ・マキノ・グリューグラー(ソプラノ)・・・と錚々たる顔ぶれ。
しかし、この年の梅雨は、毎日のように重たい雨が降り続いていた。
コンサートの前日も、ステージに大きな雨音だけが鳴り響いていたという。
そして、当日。天気予報は大雨だったが、嘘のように晴れ間が見えたのだ。まるで、世界的な音楽家たちと観客たちとの出逢いを祝福するかのように。
素晴らしい演奏会が無事にフィナーレを迎えると、その瞬間また雨雲が現れ、ステージを濡らしたという。

韓国スター・パク・ヨンハが偶然ふらっと訪れたのも、落語家の立川談志が他の宿を抜け出して、「高島屋」のロビーでお茶を飲んでいたのも、やはりこの宿の持つ不思議なオーラが起因しているのではないだろうか。

ロビーにある古い柱時計にもこんなエピソードがある。
ある日のこと、とある客がその古時計にぶつかってしまい、床に落としてしまった。
すると、映画かアニメで見たように、長い針と短い針がもの凄い勢いで、ぐるぐる回りだしたのだ。
まるでタイムスリップするがの如く、その場にいた誰もが不思議な感覚にとらわれたという。
すぐに時計屋さんを呼んで修理に出したのだが、スタッフは、いつもそこにあるはずの時計の場所を習慣的に見てしまったという。
そこで、言い表せない寂しさを、社長、女将はじめ、スタッフ全員が感じたという。
その後、修理から帰ってきた古時計は、「よく無事で帰ってきたね〜」と、まるで何十年も留守にしていた家族に再会するようなスタッフの笑顔で迎えられたという。
それだけ、この古い柱時計はこの宿の一部、スタッフの心のよりどころとなっていたのだ。
古いものを敬い、大事にする社長の考え方が、スタッフ全員に浸透している証でもあるようだ。
その柱時計は、今は何事もなかったようにロビーに鎮座している。
みんなに大事にされ、次の100年間を、宿の歴史を、刻み込むのだろう。

最近、日本に訪れる外国人が、ハイテク国家・日本を見ながらも、歴史を感じさせるところも興味深く観光しているのをよく見かけることがある。
長い年月で培ってきた、一朝一夕ではできない建物や伝統文化に畏敬の念を持って見学、観光しているのだ。
場合によっては、日本の歴史文化の知識が、日本人より詳しい人に出会うこともある。
そんな方たちが、この宿を絶賛するのは、必然なのだ。

ここには、人間の寿命以上に生きてきた、柱や梁、庭の木々などがある。
それを何人かの手によってメンテナンスされ、大事にされ、現在の私たちが目にする事ができるのだ。
そういった意味では、この宿の社長はじめスタッフたちは、日本の歴史文化、おもてなし文化の伝承者と言えるだろう。

ネット社会になって、宿探しも予約サイトを使って簡単にできるようになった。
でもそこには、ハードの情報や宿泊プランの紹介、そして狭い了見で書き込みされたクチコミ情報があるだけ。
この宿のように、人間が造り上げた歴史そのものといったものでも、ありふれた旅館のラインナップのひとつに数えられるだけ。
予約サイトでは、その宿のストーリー、アイデンティティまでは紹介しきれない。
サイトのユーザーは、可愛そうだが、宿泊プランと宿泊料金を見ていかに「バリュー感」があるかどうかだけで宿選びをする。
それはあまりにも不幸なことなのだが、彼らはそれすらも気づいていない。

人にはそれぞれに「価値観」というものがある。
例えば、なんの変哲もない器でも、ある人が見れば、相当な金額で取引されるものになったりもする。
宿も同じ。
この「高志の宿 高島屋」をどういう価値判断で見るかによって、その人の「旅行人生」が豊かであったかが分かるような気がする。
この宿の良さを理解できるという事は、その人の「旅行人生」は幸せだと私は断言できる。

宿の公式ホームページへそれと、もうひとつ。
作業効率、コスト重視、利益優先・・・など、経営者としては、考えなければいけないビジネスの基本がある。
しかし、温泉宿の場合、それが前面に出ると、非常に面白くない。つまらない。
ビジネス、お金儲けのためだけにやってます的なものが目に付いてしまう。
利益をあげることは大事だが、効率優先で宿を運営してしまえば、そこには「付加価値」というものが生まれてこない。

私は、「こだわり」という言葉が好きだ。
それは、作業効率をある程度、無視して、お客様のために誠心誠意、尽くすという意味でもある。
バブル景気の時も、この古い建物をそのままにし、客室を増やすのではなく、客室をより上質なものにお金をかけてきたという、お客様本位の考え方を持つこの宿は、同じ価値観を持つお客に支えられ、いつまでも生き残ってほしい。

「高志の宿 高島屋」は、間違いなく“高い志”を持った人々が守り続けてきた宿。
歴史と文化のある越国(こしのくに=現在の福井県敦賀市から山形県庄内地方の一部に相当する地域)には、こんな素敵な宿がまだあるのだな・・・と嬉しい気持ちにさせてくれる。

木の温もりと包容力を感じる建物、新潟の旬の素材を可能な限り使った絶品の懐石料理、江戸時代からこんこんと湧き出る温泉・・・など、この宿の魅力は文字で書ききれないほどある。
そして、建物があって、温泉が出て、料理が美味しくても、宿は宿にあらず。
一番重要なのは、そこでお客を迎えてくれるスタッフの考え方、姿勢にある。
ゲストがいかに心地よく過ごせるかを第一優先に考えてくれる接客サービスがここには溢れている。
「高志の宿 高島屋」は、本物の、そして日本が世界に誇る、「おもてなし文化」の伝承者がいる宿と言っていいだろう。(J/IZ)

貸切&客室露天風呂の画像はコチラ 施設&大浴場の画像はコチラ 客室の画像はコチラ 料理の画像はコチラ お土産&その他の画像はコチラ
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この宿の公式HP

貸し切り情報
■貸切料金 -
■利用時間 -
■予約方法 -

風呂施設情報
■貸切風呂 -
■貸切風呂の眺望 -
■その他のお風呂 男女別大浴場あり※利用時間は5:00〜24:00

施設情報
■部屋数 全20室
和20室(バストイレ付き16室/トイレ付き4室)
■収容人数 100名 ■駐車場 50台
■ペット 不可 ■バリアフリー 一部対応(バリアフリー対応露天風呂付き客室「紫苑」あり)
エステ・マッサージ エステあり(30分¥4,000〜)
マッサージあり(40分¥4,200〜)
■インターネット 専用スペース (無線LAN)
■DVD 貸し出しあり
■TVチャンネル NHK2局、民放4局、NHKBS2局
■施設 喫茶処、ギャラリー

こだわり情報
■冷蔵庫のシステム スイッチ付き自動計算(持ち込みのドリンクを入れるスペースなし)
■冷凍室 利用不可
■冷蔵庫のドリンク ソフトドリンク¥301〜、ビール中瓶¥748
■オススメお土産 きりあい¥650
■自動販売機 なし ■携帯アンテナ docomo 2本
au 3本
ソフトバンク 3本
■売店 あり
■近くのコンビニ 徒歩5分
■アメニティ 
浴衣 バスタオル タオル 置いてない 石鹸
ボディソープ シャンプー リンス 置いてない リンスinシャンプー
歯ブラシ シャワーキャップ ドライヤー ブラシ・くし
カミソリ 綿棒 置いてない ウォッシュトイレ    
…常備  有料で用意…有料で用意  一部常備…一部常備  置いてない…置いてない
その他の情報
■車イス 車いす対応客室「紫苑」/階段手すり/無料貸し出し用車いす
■お子様 子ども用浴衣/子ども用食器/粉ミルク用のお湯
■外国語 英語/韓国語/中国語(広東語以外)

近隣情報
■周辺観光スポット 彌彦神社,寺泊の魚市場通り,弁天岩
■レクリエーション
(観光農園、公園など)
フジタファームにて乳牛搾乳体験
■スポーツ テニス(丸小山公園)

■高志の宿 高島屋:女将 島基子さんからのコメント  
柱時計が100年時を刻み続ける、時間がゆったりと流れる宿です。
250年経た庄屋屋敷をロビーにし、明治天皇が御小休された部屋、100年前の蔵などは国の有形文化財に指定されています。
木造建築の美と粋を感じて下さいませ。
高志の宿 高島屋:女将 島基子さん

貸切日帰り情報
■料 金 -
■利用時間 -
食事付きプラン(要予約)
■料 金 - ■食事の内容 -
■設定日 - ■受付時間 -
■その他 -

泉質/効能
■泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物泉 (等張性 弱アルカリ性 温泉)
旧泉質名:含塩化土類−食塩泉
■源泉の温度 41.8℃
■湧出量 - ■水素イオン pH 7.76
■源泉の湧出状況 旅館組合で集中管理して各旅館に分配される源泉
■加水/循環ろ過 温泉はすべて循環して使用。
客室の内湯は水道水。
■加温 あり
■消毒 大浴場のみあり
■浴槽の湯の入替 客室風呂・・・1日に1回
大浴場・・・7日に1回
■入浴剤 未使用
■適応症 慢性婦人病、虚弱児童、慢性皮膚病、切り傷、やけどの他に一般的な適応症(神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進)
■湯の色 無色透明
■飲用 不可 ■飲用の適応症 -
■におい/味 無臭

アクセス情報 ※Googleマップを見る
■電 車 新潟駅から越後線で40分〜岩室駅から車で8分
東京駅から上越新幹線約1時間45分〜燕三条駅から車で25分
■送 迎 岩室駅、弥彦駅まで送迎可(要予約)。
燕三条駅までは1日1本送迎バスあり
(お迎え/ JR燕三条駅[14:25着]とき323号 ・お送り/ 高島屋[10:00発]→弥彦経由→JR燕三条駅[11:24発]とき322号)
■クルマ 北陸自動車道・三条燕ICから25分
新潟から40Km(約50分)、東京から300Km(約4時間30分)、長野から190Km(約3時間)

 上記のデータは 2010/07/06現在のものです。
この宿の公式ページへ